長寿の秘訣は? エンジン交換なしで走行距離160万km(100万マイル)走ったクルマ 20選
公開 : 2024.12.08 18:05
メルセデス・ベンツ250 SE(1966年)
珍しいことに、ベン・クロポットさんが所有するメルセデス・ベンツ250 SEクーペは、購入した時点ですでに160万km近く走行していた。元のオーナーは100万km以上走らせており、1992年に亡くなった後に家族がそれを受け継いで、さらに56万kmを走らせたのだ。
ロサンゼルスの不動産業者であるクロポットさんは、同じスピリットでこのクルマを使い、入念にメンテナンスをして、年間5万6000km以上を走った。メルセデスの「M129」ガソリンエンジンはオリジナルだが、何度かリビルトされており、クロポットさんが同車を購入したときには300ページに及ぶ領収書が付いていた。現在までに205万km(128万マイル)を走破している。長寿の秘訣について、クロポットさんは「壊れたものはすぐに修理する」と語っている。
メルセデス・ベンツ280 SE(1970年)
カリフォルニア州オレンジ郡に住むジョージ&ルステラ・コシェル夫妻は、1970年にドイツでメルセデス・ベンツ280 SEを新車で購入した。その後、164万km(101万9000マイル)を走破し、メルセデス・ベンツに売却して2005年のデトロイト・モーターショーに出品された。
メルセデス・ベンツは、25万km以上走行したオーナーにハイ・マイレージ証明書を発行しており、160万km達成時には特別賞を授与している。現在のメルセデス・ベンツのハイ・マイレージ王者は、アテネのタクシー運転手、グレゴリオス・サチニディスさんが乗る1976年型240Dで、計4基のエンジンで450万kmを走破した。
ポルシェ356C(1964年)
ガイ・ニューマークさんがまだ幼かった頃に彼の父親が購入した後期型の356。後に卒業祝いとしてガイさんに譲られた。
カリフォルニア州サンペドロに住むガイさんは、356を日常の足として使い、2016年に160万kmを達成した。フォルクスワーゲン・ビートルに使用されているものと同様の4気筒空冷エンジンは、3度もリビルトされた。
トヨタ・タンドラ(2007年)
配達ドライバーのビクター・シェパードさんは、2007年にトヨタ・タンドラを新車で購入し、164万km(102万130マイル)走行した後に2016年にトヨタへ(渋々ながら)引き渡した。トヨタはタンドラを解体して検査を行い、シェパードさんには新車のタンドラを贈った。