【6台体制で参戦へ】トヨタ・ガズー・レーシング ダカールラリー2025に挑戦 トヨタ車体と日野も登場

公開 : 2024.11.28 17:25

トヨタ・ガズー・レーシングはサウジアラビアのさまざまな地形を走破するルートが予定されている「ダカールラリー2025」に6台体制で挑みます。その他トヨタ車体と日野チームスガワラも見逃せません!

トヨタ・ガズー・レーシング

トヨタ・ガズー・レーシングは、トヨタ・ガズー・レーシング南アフリカと共に、専門性と知識、経験を結集した強力な6台体制で、2025年1月に開催されるダカールラリー2025に挑み、また、仲間でもあるチームランドクルーザー・トヨタオートボデーと日野チームスガワラも同大会に参戦すると発表した。

トヨタ・ガズー・レーシング(TGR)
チーム(TGRとTGRSA)の2025年ダカールラリー参戦体制は、2つの要素、若手と経験豊富なドライバーの組み合わせをアプローチとして構成している。欧州トヨタを代表するTGRのクルーは、昨年に引き続き若き2人のドライバー、ルーカス・モラエスとセス・キンテロが、それぞれコ・ドライバーのアルマンド・モンレオン、デニス・センツと組んで出場。

トヨタ・ガズー・レーシング、ダカールラリー2025に挑戦。
トヨタ・ガズー・レーシング、ダカールラリー2025に挑戦。

この若さ溢れるドライバーラインナップは、TGRの次世代の才能を育む「人財育成」という理念を体現しており、彼らに比類なき経験と、ラリーレイドの世界での成長の機会を提供するという。

モラエスとキンテロの活躍により、TGRは今季2024年FIA世界ラリーレイド選手権(W2RC)でマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得した。

TGRはその勢いを保ったまま、来たるダカールラリー2025に臨む。2025年のW2RC開幕戦となるダカールラリーは、選手権を戦う上でも非常に重要であり、シリーズチャンピオン獲得のためにも好成績が求められている。

ダカールラリー2025では、これまでも主要なスポンサーであったレプソル社との強力なパートナーシップが継続される。レプソル社は、トヨタのマルチパスウェイ戦略において重要な役割を果たす、再生可能燃料に関して最先端の技術を持っており、このパートナーシップは、TGRの持続可能なイノベーションへ向けた動きを反映したもので、モータースポーツにおけるカーボンニュートラルの未来の実現を支援するものだ。

レプソルブランドのロゴマークは、再生可能エネルギーのソリューション追求を推進する「持続可能なモータースポーツ活動」というビジョンを共有する象徴として、TGRの車両やチームウェアにデザインされている。

トヨタ・ガズー・レーシング南アフリカ(TGRSA)

TGRSAからは、ベテランのジニエル・ド・ヴィリエール/ディルク・フォン・ジッツェヴィッツ組と、ヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組、ガイ・ボッテリル/デニス・マーフィ組、サオード・ヴァリアワ/フランソワ・カザレ組の4台が加わる。

この合計6台からなるラインナップは、ダカールラリー参戦チーム中、最も多様かつバランスのとれたチームのひとつであり、若く、そして活力溢れる精神と、数十年にわたるラリーレイドの経験が組み合わされていると彼らは述べている。

アンドレア・カルロッチ(チーム代表)

トヨタ・ガズー・レーシング、ダカールラリー2025に挑戦。
トヨタ・ガズー・レーシング、ダカールラリー2025に挑戦。

「ダカールラリー2025は、トヨタ・ガズー・レーシングの卓越性とイノベーションへの取り組みを象徴するものです。主要パートナーであるレプソルと共に、持続可能な未来に向けて大きな一歩を踏み出します。

今年のチームは若さと経験の融合であり、ダカールへの挑戦には不可欠な要素だと信じています。GRダカールハイラックスEVOは入念に改良を重ねてきましたし、来たるダカールラリーにおいても、最強のチームのひとつであると確信しています」とコメント

ルーカス・モラエス(ドライバー)

再びダカールラリーに、特にこれほど強力なチームの一員として挑戦できることにとても興奮しています。GRダカールハイラックスEVOは素晴らしいクルマで、最新の改良が加えられたことにより、トップレベルで戦うためのすべてが整っていると確信しています。

トヨタのワークスドライバーとして、レプソルのようなパートナーと協力しながら、持続可能なモータースポーツ活動の未来を目指して走れることを光栄に思います」と述べた。

セス・キンテロ(ドライバー)

トヨタ・ガズー・レーシングの一員としてダカールラリー2025に参戦できることになり、夢のようです。毎年、私はドライバーとして学び成長していますが、ダカールラリーは究極のテストです。

また、レプソルがパートナーであることで、モータースポーツという枠を超えた大きなものに貢献していることを知り、わくわくしています。我々は再生可能エネルギー技術にパイオニアとして取り組み、モータースポーツにおいて持続可能なエネルギーで何ができるかを示そうとしています」と締めくくった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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