新顔ベルランゴにディーゼルミニバンの底力を見た【新米編集長コラム#10】

公開 : 2024.11.30 11:45  更新 : 2024.12.22 09:50

うわ~これ1台あったら完璧だ

すると現金なもので、普通に見えた顔も長く所有するにはこれくらいがちょうどいいと思い始めて、うわ~これ1台あったら完璧だぁと、じわじわと欲しくなってくる。ということで結論は、『恐らく近々マイチェンするであろうきょうだい車、フィアットドブロ待ち』だ。

……っておい! という突っ込みが聞こえてきたので釈明すると、長年、イタリア車/左ハンドル/マニュアルしか購入したことのない筆者としては、やはりイタリア車であるドブロがとっても気になっているわけで、実は(マイチェン直前の)現行型を注視してきた。

ナビがついていないのは気になるが、割り切れる部分でもある。
ナビがついていないのは気になるが、割り切れる部分でもある。    山本佳吾

ドブロは最安モデルが399万円と、ギリギリ400万円を切っている。一方のベルランゴは5人乗りが439万円、今回お借りしたロングが457万円と、比べると若干高めの設定だ。そもそも両方高い! という声もあるが、これは為替レートなどを恨むしかないわけで、全般的に価格の高い電動化モデルたちと比較すると、リーズナブルにすら感じてくる。

そうやって考えていくと、根っからのイタリア車乗りとしては、ブランドがフィアットで、しかも価格抑えめのドブロにとどめを刺したいというわけだ。なおこれはヒライのコラムなのでこういう結論となったが、シトロエン・ベルランゴは、長距離をメインとしている方にはかなりお勧めであることは強調しておきたい。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。
  • 撮影

    山本佳吾

    Keigo Yamamoto

    1975年大阪生まれ。阪神タイガースと鉄道とラリーが大好物。ちょっとだけ長い大学生活を経てフリーターに。日本初開催のWRC観戦をきっかけにカメラマンとなる。ここ数年はERCや欧州の国内選手権にまで手を出してしまい収拾がつかない模様。ラリー取材ついでの海外乗り鉄旅がもっぱらの楽しみ。格安航空券を見つけることが得意だが飛行機は苦手。

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