サイバーナビの最新機種登場 ネットワーク機能標準搭載やビッグデータ活用は市販カーナビ唯一

公開 : 2024.11.29 17:05

ビッグデータを活用して豊富な情報を提供

通信の導入によって変わるのはエンタメだけではない。ナビもグンとバージョンアップする。カロッツェリアでは『スマートループ』と呼ばれる独自の情報システムを展開しているが、このスマートループ情報を活用した『スーパールート探索』が可能。サーバーに蓄積されたデータと最新のスマートループ渋滞情報などを組み合わせて、高精度な渋滞回避ルート探索が行える。いわゆるビッグデータを活用する市販カーナビはサイバーナビだけだ。

ほかにもドライブに必要なさまざまな情報が取得でき、タイムズや三井のリパークなど時間貸し駐車場の最新混雑状況がチェックできる『駐車場満空情報』、テレビ番組などで紹介された話題の店舗などを検索できる『テレビdeみ~た』、クチコミによる最新ガソリン価格を表示できる『ガススタ価格情報』、目的地周辺の詳細情報を見られる『天気予報』などを用意。

サーバーに蓄積された過去の情報と最新のスマートループ渋滞情報を活用する『スーパールート探索』
サーバーに蓄積された過去の情報と最新のスマートループ渋滞情報を活用する『スーパールート探索』    パイオニア

また、日ごろ使用する機会の多い名称による検索についても、内蔵データではなくサーバーに蓄積されている膨大なデータを活用する『フリーワード検索』が可能だ。検索欄には思いつくキーワードだけでなく、住所でも電話番号でも郵便番号でもジャンルを問わず入力ができる。加えて『フリーワード音声検索』もあり、運転席まわりに装着したマイク(付属)に話しかけるだけで検索候補のリストを表示。文字パレットでタッチパネル入力する手間を省略できる。『自宅』と発話すれば自宅までのルート探索もOKだ。

いずれの検索方法も、カーナビが古くなってもつねに最新データを使った検索が行なえ、できたばかりの施設でもインターネットと同様に素早く探せる。

地図については内蔵データを使用するが、自動地図更新機能によって手間をかけることなくつねに最新地図に保つことができる。2027年10末日までの無料更新権が付帯している。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    浜先秀彰

    Hideaki Hamasaki

    千代田工科芸術専門学校写真科を卒業後、自動車専門誌編集部スタッフを経て、フリーランスライターとして独立。現在は執筆、編集、撮影を一人で行うことも多い。カーナビやドラレコのレポートを得意とするが、守備範囲はカスタムパーツや洗車ケミカル、車内小物までを含むカー用品全般となる。YouTube「カーグッズチャンネル」を2021年より運営。

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