【国立競技場を貸し切り!】ランボルギーニ・デイ・ジャパンで新型V8モデル「テメラリオ」が日本デビュー!

公開 : 2024.12.02 17:05

ランボルギーニ・オーナーにとって秋の恒例イベントとなった『ランボルギーニ・デイ・ジャパン』が、11月29日に国立競技場で開催されました。何といってもニュースはウラカン後継となるテメラリオが日本デビューを果たしたことです。その模様を上野和秀がレポートします。

今年のランボルギーニ・デイは国立競技場で開催

ランボルギーニ・オーナーにとって秋の恒例イベントとなった『ランボルギーニ・デイ・ジャパン』が、11月29日に国立競技場で盛大に開かれた。

今回のランボルギーニ・デイでは、ランボルギーニにとって 3番目、そして最後のHPEV(ハイパフォーマンスEV)であるテメラリオの実車が披露されたのがニュースだ。

HPEV(ハイパフォーマンスEV)であるランボルギーニ・テメラリオの実車を日本初披露。
HPEV(ハイパフォーマンスEV)であるランボルギーニ・テメラリオの実車を日本初披露。    平井大介

会場には日本を始め、アジア太平洋地域、ヨーロッパからランボルギーニのオーナー、メディア、ファン500人以上が、国立競技場に設けられた特設会場に集まった。

メインステージの横には、近年の特別なモデルであるチェンテナリオ・ロードスター、シアン・ロードスター、そしれカウンタックLPI800-4が展示され、ただならぬオーラを放っていた。

また地下のアプロ―チロードに面するパーキングには、ランボルギーニの歴史を作り上げてきた400GT、エスパーダ、ウラッコ、ジャルパが並べられ、来場者を出迎えた。

ラウンジにはディアブロSE30とウルスSEが展示され、アド・ペルソナムを紹介するブースにはレヴエルトが展示され、現行モデルもすべてが姿を見せた。

会場に設けられたデザインスタジオでは、デザインディレクターのミィティア・ボルケルト氏が、テープドローイングワークの妙技を実演して来場者を驚かせていた。

このほかランボルギーニのパートナーブランドであるドゥカティは、走りを突き詰めたマルチストラーダV4 R5とパニガレV4、ストリートファイター・ランボルギーニを持ち込み、注目を集めていた。

パートナーはこのほかトッズやコーヒーのラヴァッツァ、シャンパンのシャンパーニュ・カーボンが出展し、ランボルギーニ・デイを盛り上げた。

パレードランには歴代のモデルが参加

恒例となったパレードランには130台が参加。スタート地点となった東京プリンスホテルで、アウトモビリ・ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマンCEOによるスタートの合図を皮切りに、六本木、表参道、原宿を経てゴールとなる国立競技場に到着した。

参加車は国立競技場到着後に地下のアプロ―チロードへ並べられた。今回は2台のミウラと2台のエスパーダ、LP400からアニバーサリーまでの数多くのカウンタックがパレードに参加した。

イタリア本国からも多くの関係者が来日。真ん中左がヴィンケルマンCEO。
イタリア本国からも多くの関係者が来日。真ん中左がヴィンケルマンCEO。    平井大介

ランボルギーニ・ジャパンのダヴィデ・スフェルコーラ代表は、「130台のランボルギーニと、日本、アジア太平洋地域、ヨーロッパから500名を超えるゲストを東京にお迎えできたことを嬉しく思います。

ランボルギーニ・デイは、毎年、お客様、メディア、ファンの皆様と交流する素晴らしい機会となっています。今年はテメラリオが披露され、より思い出深いものとなりました。テメラリオは、日本で非常に高い評価を受けると確信しています」と述べた。

アジア・パシフィック・ディレクターのフランチェスコ・スカルダオーニ氏は、「テメラリオのアジア・パシフィック・プレミアを日本で開催できることを大変嬉しく思います。 920psを誇るツインターボV8ハイブリッドシステムが、最高レベルのパフォーマンスと最先端のハイブリッド技術を実現するは、ランボルギーニの限界を打ち破るというコミットメントを体現し、パワーと独自性において新たな基準を打ち立てました」と述べた。

またテメラリオのジャパン・プレミアで、デザインの特徴と卓越した性能についてアピールする絶好な機会だけに、サンタアガタ・ボロネーゼ本社から各部門のチーフが来日した。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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