さらば「V10」エンジン ランボルギーニ・ウラカン UK中古車ガイド 後継はV8で値上がり必至?
公開 : 2024.12.18 19:05
新車時代のAUTOCARの評価は?
特に注目したいのが、その走り味。ウラカンは先代より高度な技術を搭載し、明らかにモダンなスーパーカーへ進化した。それでいて、正真正銘のゾクゾクするようなランボルギーニ。現代稀に見る、鮮烈な体験を得られる。(2014年5月7日)
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ギャレス・ジョーンズ氏
「これまでガヤルドを所有してきましたが、2024年4月にウラカン・スパイダーへ乗り換えています。落ち着いた色を探し、グリージョ・アンタレスという珍しいシルバーのLP610-4と出会えました。他とは違う雰囲気が欲しかったんです」
「まだ半年しか経っていませんが、今までに生じたコストは2000ポンド(約39万円)の点検整備費用のみ。英国では1年間の保証が付帯するので、正規ディーラーでの購入がベストだと思います」
「美しく、乗り心地は良いですし、高速道路での燃費は9.2km/Lと期待以上。サウンドもいうことなしです!」
購入時に気をつけたいポイント
エンジン
アイドリング時に回転が乱れる場合は、カムシャフト・センサーの不調が疑われる。交換は比較的簡単。もし原因が異なるなら、その車両の購入は見送りたい。
排気系統
純正マフラーのテールパイプ部分は、緩みがちで外れることも。しっかり固定されているか確かめたい。
ボディ
車高が低いため、ノーズリフト機能がない場合は、フロントスカートを傷つけやすい。マットカラーの塗装は、飛び石傷などの修理が大変。保護フィルムでラッピングされた例が望ましい。
ブレーキ
パッドとディスクの摩耗具合を確かめる。特にカーボンセラミック・システムは高価。
電気系統
ノーズリフト機能のモジュールは、フロントガラスの付け根から水が侵入し、故障する場合がある。修理にはユニット交換しか手はなく、予め防水対策をしたいところ。
MMIと呼ばれるタッチモニター式のインフォテインメント・システムは、不調になりがち。走行中、勝手に再起動したりフリーズすることがある。事前に試乗し、正常に動作するか確かめたい。
不調はソフトウェアのアップデートで解決できる場合も多いが、タッチモニター一式の交換へ至ることも。もちろん、安くはない。
ツールキット
標準のツールキットには、ハンドブレーキが故障した場合に、ブレーキを解除するデバイスが付属している。これが紛失していないか確かめたい。
知っておくべきこと
2019年に、ウラカンはウラカン・エボへ進化している。前期型のペルフォマンテ譲りとなる640psのV10エンジンに、アクティブエアロ、新しい後輪操舵システムなどを得たフェイスリフト版だ。スタイリングも、僅かに変更されている。
その後、サーキット走行へ特化したウラカン STOが登場。モデル末期に、オフロードを想定したウラカン・ステラートが追加された。