【GT2ストラダーレお披露目も】マセラティ110周年イベントに140台以上が参加

公開 : 2024.12.04 12:05

パーティで話題のモデルを国内初披露!

トークショーの時間が終わると参加者たちは隣接するパーティ会場へと案内された。ここでは特別ゲストとして登場した俳優の城田優さんとマセラティジャパンのジェネラルマネージャーである玉木一史さんが話題のニューモデルであるGT2ストラダーレのアンベールを行い、会場を埋め尽くしたマセラティスタたちに披露目したのである。

GT2ストラダーレはその名の通りヨーロッパで盛んなGT2レーシングシーンですでに勝ち名乗りを上げているモデルの公道版。もともとMC20というモデルがカーボンファイバー製モノコックに縦置きのV6ツインターボエンジンを組み合わせたレーシーな設計を持っていたことから、GT2やそのストラダーレ版の登場は当初から予定されていたものだったと考えるのが普通だろう。

DJ TARO氏、玉木マネージャー、城田優氏のトークショーでは、城田氏の「こちらを買おうと思っている方」という呼びかけに手が挙がっていた。
DJ TARO氏、玉木マネージャー、城田優氏のトークショーでは、城田氏の「こちらを買おうと思っている方」という呼びかけに手が挙がっていた。    中島仁菜

レースカーと同じチームで開発されたというGT2ストラダーレの特徴は、現代のGTレースのカギを握るエアロダイナミクスだという。ラジエターの熱気を上抜きするフロントで130kg、3段階調整のリアウイングが備わるリアで最大370kgというダウンフォースが得られるというGT2ストラダーレ。これはノーマルのMC20の145kg(これも相当なものだが!)を大きく上回る数値となっている。

だが何より凄いのは、これほど尖ったモデルが110年というブランド歴史の中にあって「当たり前」である点かもしれない。レーシーで豪奢なマセラティ・ブランド、そのさらなる躍進から目が離せない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    吉田拓生

    Takuo Yoshida

    1972年生まれ。編集部員を経てモータリングライターとして独立。新旧あらゆるクルマの評価が得意。MGBとMGミジェット(レーシング)が趣味車。フィアット・パンダ4x4/メルセデスBクラスがアシグルマ。森に棲み、畑を耕し蜜蜂の世話をし、薪を割るカントリーライフの実践者でもあるため、農道のポルシェ(スバル・サンバー・トラック)を溺愛。

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