【最もコンパクトなクワトロ】アウディQ2/SQ2を大幅アップデート タッチスクリーンのMIB3も標準に
公開 : 2024.12.05 06:05
アウディはコンパクトSUVのQ2シリーズ全モデルに、タッチスクリーンを備えた新しいインフォテインメントシステムMIB3を標準装備するなどアップデートを行い、更にクワトロモデルも設定して販売を開始します。
アウディQ2をアップデート
アウディは、コンパクトSUVのQ2シリーズ全モデルに、タッチスクリーンを備えた新しいインフォテインメントシステムMIB3を標準装備するなど大幅にアップデートを施しました。また、新たに35 TDIクワトロモデルを設定し発売を開始する。
アウディQ2シリーズは、アウディのQシリーズの中で最も小さく、個性的でコントラストの効いた内外装のデザインを特徴としている。全長4.2m、全幅1.8m、全高1.53mと都市部の機械式立体駐車場に入庫可能なボディサイズながら、ワンサイズ上のクラスに匹敵する快適性とユーティリティ性能を兼ね備えたプレミアムコンパクトSUVモデルだと彼らは述べる。
今回アップデートしたQ2シリーズは、全モデルに新しいインフォテインメントシステムMIB3を搭載し、バーチャルコクピットプラスや8.8インチのタッチスクリーンが標準装備に。
さらに、35 TDIクワトロを新たに設定し、プレミアムブランド四輪駆動のエントリーモデルとして高い競争力を持つ、アウディのラインアップにおいて最もコンパクトなクワトロモデルとなった。
メーカー希望小売価格(税込)はQ2が430万円~499万円、SQ2が644万円となる。
刷新されたインフォテインメント
タッチスクリーン操作のMMIとアウディ・バーチャルコックピットプラスを標準装備
シンプルに操作できるアウディ独自のインフォテインメントシステムMMI(マルチメディアインターフェース)を、最新のMIB3にアップグレード。
より大きくなった8.8インチタッチスクリーンを採用したことにより、従来センターコンソールのロータリープッシュボタンがあった場所に、便利な収納コンパートメントを配置し、すっきりとしたコックピットデザインとなった。
また、メーターパネル内に高解像度の12.3インチ液晶ディスプレイを配置し、メーター、DIS(ドライバーインフォメーションシステム)、地図表示などの機能を統合したアウディ・バーチャルコックピットを搭載。
フルデジタルのメーターパネルには、速度計と回転計に加えて、ナビゲーションなどの情報を表示する。
進化した走りの面
ラインナップで最もコンパクトなクワトロモデルとなる35 TDIクワトロを新設定
Q2シリーズには、高性能と高効率を両立するガソリンTFSIエンジンとクリーンディーゼルTDIエンジンを用意。
TFSIは前輪駆動、TDIは電子制御式油圧多板クラッチを用いたクワトロ四輪駆動システムを組み合わせることで、安定した加速とコーナリングなど優れた走行性能を実現しているという。加えて両エンジンともに高効率な7速Sトロニックトランスミッションを搭載した。
1.5 TFSIエンジンは、最高出力150ps/最大トルク25.49kg-mを発揮し、エンジンが低負荷の際には2気筒となる気筒休止システムのシリンダーオンデマンド(cod)を採用して低燃費を実現。
一方、クリーンディーゼル2.0 TDIエンジンは、最高出力150ps/最大トルク36.71kg-mを発揮し、力強い加速と優れた燃費性能を両立することに加え、スポーツグレードであるSQ2に搭載されるパワフルな2.0 TFSIエンジンは、300ps/最大トルク40.79kg-mで、7速Sトロニックにクワトロを組み合わせている。