ブランドイメージ構築に課題? レクサスLBX 長期テスト(5) モデルの強みはNXと共通

公開 : 2024.12.21 09:45

ブランドの哲学を定義する強みは共通

長期テストLBXに乗る筆者だから、違いを確かめたいと思い、父のNXを借りてみた。インテリアはしっかり差別化されており、ステアリングホイールまわりのスイッチ類などは共有するようだが、センターコンソールのデザインは大きく異なる。

LBXの方が、内装は全体的にスッキリ整っていて、合理的に思えた。居心地が良いことは、共通している。

レクサスLBX ハイブリッドFWD プレミアムプラス・デザイン(英国仕様)
レクサスLBX ハイブリッドFWD プレミアムプラス・デザイン(英国仕様)

走り出してみても、NXの印象はLBXと異なる。それでも、リラックスした気持ちで運転できるという、根底にある雰囲気は変わらない。大人の余裕のようなものがある。これらは、レクサス・ブランドの哲学を定義する強みだといっていい。

テストデータ

気に入っているトコロ

落ち着いたキャビン:ロンドン郊外を、安楽・快適に毎日巡航できる。

気に入らないトコロ

それを濁すノイズ:しかし内装のどこからか、きしむ音が聞こえてくることがある。

テスト車について

モデル名:レクサスLBX ハイブリッドFWD プレミアムプラス・デザイン(英国仕様)
新車価格:3万5595ポンド(約694万円)
テスト車の価格:3万6265ポンド(約707万円)

テストの記録

燃費:20.9km/L
故障:センサーの故障
出費:なし

記事に関わった人々

  • 執筆

    レイチェル・バージェス

    Rachel Burgess

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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