【注目はむしろトップ10以降?】2024年11月期登録車新車販売ランキング 新顔や追加設定車種にも注目

公開 : 2024.12.06 07:25

2024年11月期における登録車新車販売の車名別ランキングが発表されました。トヨタ・ヤリスが3カ月連続でトップに輝きますか、トップ10以下も注目で、新顔やモデル追加設定が行われた車種も動いています。

2024年11月期における登録車新車販売の車名別ランキング

日本自動車販売協会連合会は、2024年11月期における登録車新車販売の車名別ランキングを発表した。

2024年11月期 登録車通称名別新車販売トップ10

1位 トヨタヤリス:1万8808台
2位 トヨタ・カローラ:1万6193台
3位 トヨタ・プリウス:9774台
4位 トヨタ・シエンタ:8871台
5位 トヨタ・アルファード:8866台
6位 日産ノート:8090台
7位 ホンダフリード:7896台
8位 日産セレナ:6837台
9位 トヨタ・アクア:6803台
10位 トヨタ・ランドクルーザーワゴン:6370台

2024年11月期、登録車新車販売の車名別ランキング。
2024年11月期、登録車新車販売の車名別ランキング。

登録車の11月期の車名別ランキングは生産・出荷を本格再開したトヨタ・ヤリスが前年同月比11.3%増の1万8808台を販売して、3カ月連続での首位に就く。

続く第2位には、アクシオ/フィールダーの生産・出荷を再開したトヨタ・カローラが同21.6%増の1万6193台を成し遂げて前月と同位に位置。

また、第3位には同16.4%増の9774台を達成したトヨタ・プリウスが前月から2ランクアップで、第4位には同20.8%減ながら8871台を売り上げたトヨタ・シエンタが2ランクアップで、第5位には同74.1%増の8866台を記録したトヨタ・アルファードが5ランクアップで入り、前月と同様にトヨタ車がトップ5を占める。

以降は日産ノート、ホンダ・フリード、日産セレナ、トヨタ・アクア、そして受注残の解消を目的に生産強化を図って同82.4%増の6370台を達成したトヨタ・ランドクルーザーワゴンの順で続き、トップ10のうちトヨタ車が前月から1車種減って7車種、日産車が前月から1車種増えて2車種、ホンダ車が前月と同じ1車種という結果となった。

トップ10以降

SUVおよびクロスオーバーモデルの人気が続く一方で、新型車や一部改良モデルの販売の伸長が光った。

4車種を展開するトヨタ・クラウンは前年同月比27.4%増の5770台を記録して第13位に、3月に販売を開始した新型コンパクトクロスオーバーSUVのホンダWR-Vは3525台を売り上げて第21位に、10月に販売を開始したフラッグシップSUVのマツダCX-80は2232台を登録して第28位に位置。

024年11月期、登録車新車販売の車名別ランキング。
024年11月期、登録車新車販売の車名別ランキング。

また、11月にブラックエディションやシャモニーの8名乗りを追加設定した三菱デリカD:5は同88.1%増の2022台を販売して第31位に、10月に内外装の仕様変更やEV航続距離の延長を図った三菱アウトランダーは同48.9%増の1872台を達成して第32位に入る。

さらに、10月に新グレードのエレガントの追加や内装カラーの拡充を実施したレクサスLBXは1779台を登録して第34位に、10月に発売した新型コンパクトSUVのスズキフロンクスは月販目標1000台を超える1713台を売り上げて第35位にランクインした。

記事に関わった人々

  • 執筆

    大貫直次郎

    Naojiro Onuki

    1966年型。早稲田大学卒業後、自動車専門誌や一般誌などの編集記者を経て、フリーランスのエディトリアル・ライターに。愛車はポルシェ911カレラ(930)やスバル・サンバー(TT2)などのほか、レストア待ちの不動バイク数台。著書に光文社刊『クルマでわかる! 日本の現代史』、アシェット・コレクションズ・ジャパン刊『国産名車コレクション』シリーズなど。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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