5Nオーナーが曲川で「非日常」を味わう【ヒョンデ・アイオニック5長期レポート7】
公開 : 2024.12.09 11:45
編集部はヒョンデ・アイオニック5を長期レポート車として導入していましたが、マイチェンに伴い退役。コナに入れ替えとなります。第7回は前回に続きその幕間として、『ヒョンデ・アイオニック5Nファーストエディション・オーナーズデイ』の模様をレポートします。
2024年に注目を集めたホットな1台
ヒョンデ・アイオニック5Nは、2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤーで10ベストカーに入るなど、2024年に注目を集めた文字通りホットな1台だ。
BEVであるアイオニック5のハイスペックバージョンとして、ニュルブルクリンクとヒョンデのテストコースがあるナムヤン(南陽)の『N』を冠したモデルを開発。単にスペックを向上させただけでなく、疑似的にエキゾーストノートを作りだしたり、10秒パワーアップするNブーストボタンを設置したり、とにかく開発者が楽しんで作った雰囲気が伝わってきて、楽しすぎて思わず爆笑してしまったという話は以前のレポートでも書かせて頂いた。
今回は11月16日に千葉県南房総にある『THE MAGARIGAWA CLUB』と呼ばれる会員制ドライビングクラブの施設で開催された、『ヒョンデ・アイオニック5Nファーストエディション・オーナーズデイ』を取材させて頂くことになった。
ファーストエディションは発売当初に用意された50台の限定車で、専用パーツを装着するうえになんと、国内イベント、そしてニュルブルクリンクでの開催イベントに招待するという特典がついていたのである。今回はその前者イベントで、参加費は購入費用に含まれているというわけである。
今日は非日常を味わってほしい
当日の流れを簡単にご紹介しよう。土曜日ということもあり、遅めの11時にイベントがスタート。まずはヒョンデ・モビリティ・ジャパンのマネージングダイレクター七五三木敏幸氏が、アイオニック5Nが日常と非日常を両立できるクルマであり、今日は非日常を味わってほしいと挨拶。続いて商品担当の佐藤健氏が、Nの変遷について詳しく説明。参加者も感心しながら聞いていた。
この日のインストラクターは、加藤正将選手、安岡秀徒選手、人見俊一選手、佐藤万璃音選手、三浦愛選手、奥住慈英選手という現役レーシングドライバー6名が担当。参加車が約20台だから、かなり手厚い対応といえる。その紹介ののち、ランチタチムに突入した。
THE MAGARIGAWA CLUBは、レストランなどのホスピタリティを日光金谷ホテルがプロデュースしており、この日のランチビュッフェも文字通りひと味違うもので、参加者も大いに満足したようだ。
午後の走行プログラムは、インストラクターがドライブする5Nに同乗する『サーキットタクシー』、0-400m加速を計測する『ドラッグレース』、高速コーナリングを体験する『ジャイアントコーナリング』の3つからなり、全体を3グループに分けて、順番を入れ替えながら進行していった。
そして終了後は、5ラップのフルサーキット走行だ。インストラクターの先導車付きではあるが、日常では決して体験するこのできないアイオニック5Nの非日常を味わったのである。