【以後スズキのバンパーグリルに注目】スズキ3車種のバンパーグリルが「バイオマスマーク」認定

公開 : 2024.12.13 07:05

スズキ「スイフト」/「スペーシア・カスタム」/「フロンクス」に採用しているバンパーグリルが「バイオマスマーク」に認定されました。製造時に排出されるCO2や大気汚染の原因となるVOCの削減に貢献すると述べています。

バンパーグリルが「バイオマスマーク」に認定

スズキは同社の「スイフト」/「スペーシア・カスタム」/「フロンクス」に採用しているバンパーグリルが「バイオマスマーク」に認定されたと発表した。

またスズキは、バイオマス製品の普及推進に優れた功績を挙げた取り組みとして、日本バイオマス製品推進協議会より、第14回バイオマス製品普及推進功績賞を受賞。

スズキ3車種のバンパーグリルが「バイオマスマーク」に認定。
スズキ3車種のバンパーグリルが「バイオマスマーク」に認定。

バンパーグリルの樹脂材料はバイオマスポリカーボネート(デュラビオ)を使用し、植物由来の工業用でんぷんであるイソソルバイドを53%配合した環境に配慮した材料で、さらに高輝度着色材料のため塗装が不要となり、製造時に排出されるCO2や大気汚染の原因となるVOCの削減に貢献するという。

スズキでは、バイオマス材料の自動車部品への採用を2014年に発売したハスラー(内装カラーパネル)をはじめ採用車種を拡大。石油由来の材料を使用した場合と比べ、CO2排出量を975t-CO2eq/年、VOC排出量を50t/年(2023年11月~2024年10月)削減したと述べている。

また、純正用品として2024年6月にはセルロースを使用したジムニーデザインのマグカップを発売するなど、自動車部品以外でも植物由来材料を積極的に採用している。

スズキは、車両の走行時に生じる環境負荷だけではなく、ライフサイクル全体での環境負荷低減を進めるために、バイオマス材料の採用を積極的に推進し、人と社会に必要とされる会社を目指すとアナウンスした。

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  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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