【2Lのエントリー版が登場】メルセデスAMG GT 43 クーペ スポーツカーながらサイズ共に実用性高し
公開 : 2024.12.16 07:05
便利機能とその他装備
MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)
12.3インチのデジタルコックピットディスプレイと、11.9インチの縦型メディアディスプレイの2画面を標準装備。
それぞれAMG専用のコンテンツや表示によって、特別なコックピットを形成し、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」は第2世代を搭載。ボイスコントロールは「ハイ、メルセデス」をキーワードとして起動する。
音声認識機能は多くのインフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報)に加え、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な機能にも対応しており、音声認識だけではなく、タッチスクリーン、ステアリングホイールにあるタッチコントロールボタンでも様々な操作をすることが可能だ。
AMGパフォーマンスステアリング
ツインスポークデザインのAMGパフォーマンスステアリング(ナッパレザー)を標準装備。大胆に絞り込まれたグリップやフラットボトム形状、大型のアルミニウム製パドルシフト、そして最新デザインのAMGドライブコントロールスイッチがスポーツ走行時の操作性を高める。
また、ステアリングヒーターも備えることで快適性も向上している。
ブルメスターサラウンドサウンドシステム
ブルメスターサラウンドサウンドシステムを標準装備。11スピーカー/16チャンネル、合計出力600Wのオーディオシステムが、自然かつ印象的なサウンドを奏で、ドルビーアトモスもに対応しており、これまでにない没入感溢れるサウンド体験を楽しめる。
パワートレインとトランスミッション
メルセデスAMG GTとして2L直列4気筒エンジンを初採用し、パフォーマンス性と軽量化の両立を実現。後輪駆動との組み合わせによって、高出力と高効率を両立しているという。
また、AMGスピードシフトMCT9速トランスミッションを採用し、ダイナミックで効率的なドライブに寄与する。
2L直列4気筒エンジン(M139)
アファルターバッハにて「ワンマン、ワンエンジン」の原則に則って生産される2L直列4気筒エンジンM139を搭載。最高出力421ps/最大トルク50.99kg-mというパフォーマンスを発揮。
このM139は、エレクトリック・エグゾーストガス・ターボチャージャーを採用し、このターボチャージャーはF1由来の技術で、メルセデスAMGペトロナスF1チームがモータースポーツの最高峰であるF1において長年採用して実績を上げているシステムを直接のベースとするものだ。
エレクトリック・エグゾーストガス・ターボチャージャーの電気モーターは厚さ約4cmで排気側のタービンホイールと吸気側のコンプレッサーホイールの間のターボチャージャーの軸に直接一体化されている。
このモーターが電子制御でターボチャージャーの軸を直接駆動し、コンプレッサーホイールを加速。この加速は、コンプレッサーホイールが通常のターボチャージャーと同じく、排気の流れによって駆動されるようになるまで行われることにより、アイドリングスピードから全エンジン回転域にわたって、レスポンスの速さが大きく改善されるという。
結果としてアクセル操作に対するエンジンのレスポンスがいっそう自然なものとなるほか、ダイナミックな走りが楽しめるようになる。
これに加え、ターボチャージャーの電動化は低回転域のトルクを高める効果をもたらし、アジリティや発進加速性能の向上につながる。アクセルから足を離したり、ブレーキを踏んだりした場合でも、エレクトリック・エグゾーストガス・ターボチャージャーは常にブースト圧を維持することができるため、速やかなレスポンスが途切れることなく得られる。
AMGスピードシフトMCT9速トランスミッション
トランスミッションにはAMGスピードシフトMCT9速トランスミッションを採用。一般的なトルクコンバータに代わり湿式多板クラッチを採用した設計は軽量かつ低慣性でレスポンスに優れ、ドライバーのアクセル操作に瞬時に反応するマニュアルトランスミッションのようなダイレクト感が魅力で、0-100km/h加速は4.6秒となっている。