【2Lのエントリー版が登場】メルセデスAMG GT 43 クーペ スポーツカーながらサイズ共に実用性高し

公開 : 2024.12.16 07:05

エアロダイナミクス

メルセデスAMGのモータースポーツの技術を活用し、空気抵抗と揚力の低減をバランスよく実現し、ドライバビリティや高速走行時の走行安定性が向上するとともに、優れた効率が得られ、ウインドノイズも低いレベルに抑えられた。

また、それらを実現するためのアクティブに作動するコンポーネントはエクステリアデザインにシームレスに統合されている。

エアパネル

メルセデスAMG、GT 43クーペを発表。
メルセデスAMG、GT 43クーペを発表。

フロントグリルとフロントエプロンのエアインテーク内に空力性能と冷却性能を両立する2ピースのエアパネルを採用。電子制御式のルーバーが走行状況に応じて電気モーターにより瞬時に開閉。

通常時は閉じることで空気抵抗を少なくするとともに、フロントに働く揚力を低減する。コンポーネントが一定の温度に達し、冷却の必要が生じた際には、ルーバーを開くことで効果的な冷却が行われる。

リトラクタブルリアスポイラー

標準設定のリトラクタブルリアスポイラーは、車速や重力加速度など様々なパラメーターを考慮して5段階で角度を調節。ダウンフォースを効果的に高めることで高速走行時の安定性を向上させ、ドライビングダイナミクスを最大化する。

アクティブ・エアロダイナミクス・システム

AMGドライビングパッケージを選択すると、走行安定性を高めるアクティブ・エアロダイナミクス・システムが装備される。

AMGダイナミクスの設定が「ベーシック」/「アドバンスド」で走行した際、エンジン前方のアンダーボディに配置された約2kgの超軽量カーボンファイバーパーツが下降し、ベンチュリ効果によって車体下部への空気の流れを加速させる。

効果的にダウンフォースを発生させることでコーナリング時や高速走行時の操縦安定性を高め、空気の流れを制御することでブレーキの冷却効果も高まるため、スポーツ走行時も安定したブレーキングパワーを維持することができるという。

デジタルライト

片側100万画素以上の高解像度を誇るデジタルライトを標準装備。対向車や標識への遮光を極めて精密に行うと同時に、配光制御も飛躍的に高精度化された。

また、照射距離を大幅に拡大するウルトラハイビームや対向車や前走車などを検知しハイビームが当たらないよう照射範囲を調節するアダプティブハイビームアシスト・プラスも備わっている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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