ベントレーのコラボレーション

ベントレーアメリカズは、世界的に名を馳せるタトゥーアーティスト、キース・バンバン・マッカーディ氏とコラボレーションした車両を発表した。

バンバン氏は、多くの著名人の象徴的なタトゥーデザインを生み出してきたアーティストで、その卓越した才能は、ニューヨークに拠点を置く彼のスタジオ「Bang Bang Tattoo」を通じて世界に名を轟かせている。

マイアミ・アート・ウィーク2024で初披露されたこの車両は、バンバン氏が2023年に発表した、特定の光でタトゥーを自在に消したり戻したりすることが可能な革新的なインク「Magic Ink」を使用したデザインだ。

この「Magic Ink」を用いてベントレーの車体にペイントすることで、車でもアートの“オン”と“オフ”のを楽しめる唯一無二なコラボレーションカーとなっている。

車両全体に施されたユニークなデザインは、光を浴びるたびにその表情を変え、技術と芸術の融合を体現。これは、バンバン氏が開発した「Magic Ink」の技術の高さと彼の芸術性、そしてベントレーのパフォーマンスの高さとラグジュアリーなクラフツマンシップを結びつけており、ベントレーならではの想いやディティールを反映した特別な1台となったという。

バンバン氏が率いる15カ国35人以上のアーティストは、一人一人の物語をタトゥーアートに刻み込む名匠たちで、このカスタマイズのプロセスは、ベントレーのビスポーク部門「マリナー」が手掛ける、オーナーの情熱と個性を映し出す車両づくりに通じるものがあると彼らは述べ、どちらも、クライアントのビジョンを具現化するための芸術的な追求を体現するものだ。

カスタマイズの新たな可能性

マイアミ・アート・ウィーク2024では、プロジェクションマッピングやUVライトを駆使したインスタレーションが織りなす、視覚と感覚のコラボレーションは、アートとテクノロジーの境界を超える瞬間を創出し、来場者を圧倒的なマルチセンサー体験へと導いた。

この中でも注目を集めたのが、今回のベントレーとのコラボレーションカーで、光によって姿を変えるこの画期的なデザインは、ラグジュアリーカーをキャンバスとしたアートの新境地を切り開き、ベントレーの創造性と先進性を象徴していると語る。

今回のコラボレーションカーには、ベントレーの卓越したクラフツマンシップと洗練されたデザインが融合したベンテイガEWBを採用。このモデルは、ベントレーならではのカスタマイズの真髄を体現するとともに、バンバン氏の芸術的ビジョンを見事に具現化している。

ベントレーとバンバン氏のコラボレーションは、芸術的な革新とベントレーが誇る卓越した技術、そしてクラフツマンシップを融合させ、カスタマイズの新たな可能性を切り開いた。

このプロジェクトでは、2025年に、個々の物語や心に残る思い出を車に宿した唯一無二のベントレーを届け、大切な記憶やアイデンティティをデザインに織り込み、単なる乗り物を超えた、個性を体現する“走るアート”という新たな体験を提案すると発表している。

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