【三度目の正直!】BMW M5に正規輸入初のツーリングが設定 先代を踏襲の価格設定も

公開 : 2024.12.26 06:45  更新 : 2024.12.26 09:12

8速ATと運転支援機能

走行状況に応じてカスタマイズ可能なドライブロジック付きの新型8速トランスミッション

新型M5ツーリングのスポーツ走行をサポートするのが、ドライブロジック付き新型8速Mステップトロニック・トランスミッションだ。

ドライバーは、ドライブロジック選択スイッチによって、シフト特性を3段階から選択し、状況に応じた最適なギヤ比設定とレスポンスが得られ、思い通りの走りを体験することが可能となるという。

BMW M5にツーリングを追加して発売。
BMW M5にツーリングを追加して発売。

「モード1」は効率的な走りをサポートし、「モード2」ではシフト時間を短縮し、俊敏な走りを実現。さらに、「モード3」はシフト時間を最大限短縮するため、マニュアル・シフトに慣れたドライバーであれば、複数のギヤを飛び越えたシフト・ダウンも可能で、急カーブの手前などで一気に1速ギヤまで落とすなど、サーキットでのスポーティでアグレッシブな走りに適した設定となる。

また、「モード3」では、エンジンがリミットに達したときの強制シフト・アップも行わないため、最大限自由に車両を操作することが可能だ。

ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能を搭載

BMW社が国内認可取得モデルとして初めて導入したハンズ・オフ機能が搭載された。「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」とは、高速道路での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システムだ。

この機能は、ドライバーが絶えず前方に注意するとともに、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態にある限りにおいて、一定の条件下において、ステアリングから手を離しての走行が可能となる。

安全機能・運転支援システム「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」、完全自動駐車が可能となる「パーキング・アシスト・プロフェショナル」を標準装備

高性能カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が向上した、最先端の運転支援システムを標準装備。

アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)およびレーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、サイド・コリジョン・プロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロス・トラフィック・ウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能を、標準装備した。

標準装備となるパーキング・アシスト・プロフェッショナルには、時速35km以下で車両が直前に前進したルート最大200mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバース・アシスト・プロフェッショナル機能を採用。

日本に多数点在する細い道での対向車とのすれ違いに困った際など、安全かつ正確に、元のルートに復帰することが可能となるという。

さらに、新型M5ツーリングには、駐車時に、ステアリング、アクセル、ブレーキ操作が一切不要な「パーキング・サポート・プロフェッショナル」が、標準装備。自宅駐車場、勤務先駐車場を車両に登録しておくことで、駐車スペースが近づくと、車両が自動で検知し、検知後は、完全自動駐車が可能となる。

駐車場所の記録は最大10ヵ所の登録が可能であり、最大200mまでの駐車操作(合計600mまで)を記録できる為、狭いスペースで複雑な切り替えしが必要な場合でも正確に再現することが可能であり、駐車スペースの幅が狭い場合はドライバーが下車し、車外よりスマートフォンでコントロールすることができる「リモート・パーキング」機能によりスマートかつ快適に駐車操作を行うこともできる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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