【三度目の正直!】BMW M5に正規輸入初のツーリングが設定 先代を踏襲の価格設定も

公開 : 2024.12.26 06:45  更新 : 2024.12.26 09:12

安全性方面の機能はどんな感じ?

車両全方向に対応したBMWドライブ・レコーダー

新型M5ツーリングには、車載カメラを使用した全方向(前後&左右)記録可能なBMWドライブ・レコーダーを標準装備。後付けのドライブ・レコーダーと異なり、車両後方の映像もウィンドー越しではなく直接撮影するので、あおり運転等の危険運転車両と遭遇した際に、車両のナンバーも鮮明に記録すると同時に、サイドのカメラで幅寄せの映像記録にも対応。また、前方カメラを使ってドライビング中に前方の美しい景色を記録することも可能だ。

車両の異常をスマートフォンに知らせるアラーム・システム

車両の盗難や車上荒らし等の被害を事前に防止するアラーム・システムを標準装備。車両がロック中に異常を検知した場合、登録されているスマートフォンに通知を行うと同時に、車両周辺および車両室内の映像もスマートフォン上で確認することができる。

最新のBMW iドライブおよびBMWオペレーティング・システム8.5

BMW M5にツーリングを追加して発売。
BMW M5にツーリングを追加して発売。

進化したBMWカーブド・ディスプレイと「クイックセレクト」機能を備えた制御システムも、新型5シリーズの特徴の1つである。BMWオペレーティング・システム8.5をベースにしており、運転席側に機能アイコンを縦に並べた再設計されたホーム画面を備える。

「クイックセレクト」機能により、サブ・メニューに切り替えることなく機能に直接アクセスできるため、メニュー構造が大幅に改良され、操作しやすくなった。新しいBMW iドライブは、BMWカーブド・ディスプレイおよびBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントとも組み合わされ、一貫して、タッチ・ディスプレイと言語で操作できるように設計されている。

さらに、最新のBMWオペレーティング・システム8.5により、新型M5においては、AirConsoleプラットフォームを用いた革新的な車内ゲームの使用を可能にしており、ドライバーと同乗者は、車両が停止している際、スマートフォンをコントローラーとして、14.9インチのセンター・ディスプレイを使用しての対戦型ゲームをプレイすることが可能だ。

コネクティビティとアシスト

コネクティビティ

コネクティビティにおいても優位性は高く、「OK, BMW」と話し掛けることで、車両の操作、目的地の設定等が可能。

Apple CarPlayやSpotifyへの対応、BMWコネクテッド・ドライブ標準装備により、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信する等、大きな利便性がある。

BMW M5にツーリングを追加して発売。
BMW M5にツーリングを追加して発売。

また、BMWデジタル・キー・プラスの標準装備により、車両のキーを持たずとも、対応のスマートフォン、スマートウォッチを携行していれば、車両に近づくだけでロック解除が可能であり、さらに車室内にロック解除に使用したデバイスがあるだけで、エンジンの始動も可能である。

BMWコネクテッド・ドライブ

BMWコネクテッド・ドライブは、車載通信モジュールにより、ドライバー、クルマ、そして取り巻く情報をITネットワークで繋ぐことで、「もしもの時に備える万全の安全性」、「カーライフを進化させる革新の利便性」、「充実の情報と最新のエンターテインメント」を提供する総合テレマティクス・サービスとして2013年に輸入車として初めて導入された。

また、スマートフォン向けアプリの導入により、車両情報やニュース等へのアクセスを可能にし、顧客の利便性を向上させるサービスを提供。

さらに、2021年夏には、より操作性・利便性を高めた新たな機能を追加すると共に、新しいスマートフォン向けアプリ「My BMW」を導入し、車とユーザー、情報をシームレスに繋げ、より快適でスマートなモビリティ・ライフをサポートする新しいパーソナル・アシスタント・サービスとして生まれ変わっている。

BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント

BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントは、AI技術を活用することで、音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となるBMW最新の機能だ。

今までの音声入力と異なり、より自然な会話に近い言葉で、ドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを起動可能にする他、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習し、長く乗り続けるほどドライブにおける真のパートナーとしての役割を担うことが可能。

そして、BMWのインテリジェント・パーソナル・アシスタントの最たる特徴は、ドライバーがシステムの「名前」を自由に付けることが可能な点で、例えば、BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントを起動する際、「OK, BMW」だけでなく、呼びかける言葉を任意に設定することが可能なため、より身近な存在としてストレス無く使用することが出来る。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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