「訳あり」だけど中古で安く買える高性能車 10選 マニアックなモダンクラシック

公開 : 2024.12.29 18:05

10. ランドローバーレンジローバー

長所:世紀の掘り出し物 高級SUV 実用車
短所:ぞっとするような燃料代 予算の範囲で最高の個体を選ぶ必要がある ターボは故障しやすい
価格帯:2000~1万ポンド(約40~200万円)

多くの人が、現行のレンジローバーはクラスレス(高級車ではない)と評しているが、10万ポンド(約2000万円)からという価格設定を考えると、これはまったくのナンセンスである。

10. ランドローバー・レンジローバー
10. ランドローバー・レンジローバー

しかし、このL322モデルは本当にクラスレスと言えるほど安価で、街中でも郊外でも、家族の足としても農作業用トラックとしても、どこでも使える。

2001年の発売当時、状況は少し異なっていた。非常に高価で、高性能なBMWエンジンを搭載していた。まず、最高出力285psの4.4L V8ガソリンエンジンと、176psの3.0Lディーゼルエンジンがあった。

2009年には、スーパーチャージャー付きの5.0L V8ガソリンエンジンが追加された。これは0-97km/h加速6.0秒という、当時としては信じられないほどの性能を誇った(しかし、現在の基準では特別なことではないように思える)。

燃費のようなものにこだわるのであれば、率直に言って他のクルマを探すべきである。

今日でも、L322の魅力は当時と変わらず健在である。メルセデス・ベンツSクラスのような乗り心地、素晴らしい運転視界、オフロード性能はそのまま堪能できる。物理ボタンを減らす近年のトレンドを考えると、贅沢な触感のインテリアの魅力も高まりつつあるのかもしれない。

ただし、いくつか注意すべき点がある。ディーゼル車はターボの故障に悩まされがちだ。そして、ターボが故障すると、修理は基本的に割に合わない。BMWのエンジンではオーバーヒートに注意が必要だ。トランスミッションはトラブルを起こしやすい。変速が遅い場合や、「sealed for life(永久密閉)」というサインを文字通り受け取ってしまった過去のオーナーに注意が必要だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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