【2025年もJDMはアツい予感】 SEMA SHOW 2024に出展されたとっておきのJDM 10選
公開 : 2025.01.01 11:45
アメリカの自動車用品・部品関連の団体で、加盟社数は7000以上。アフターマーケットが中心の『SEMA』が主催する見本市がSEMA SHOW。1967年からほぼ毎年開催ですが、近年のJDM人気には目を見張るものがあります。
もくじ
ー加盟社数はなんと7000
ー1. オートザム AZ-1 「M2 1015」
ー2. 日産スカイラインR34GT-R
ー3. トヨタ 80スープラ(MK4)
ー4. 三菱ランサー・エボリューションワゴン
ー5. 日産スカイラインR32 GT-R
ー6. 日産スカイラインR33 GT-R NISMO 400R
ー7. 三菱デリカスターワゴン
ー8. マツダRX-7 FD
ー9. ホンダ・インテグラ
ー10. 日産スカイラインC10(ハコスカ)
加盟社数はなんと7000
SEMAはアフターマーケットを中心にしたアメリカの自動車用品・部品関連の団体で、加盟社数はなんと7000以上。
その市場規模(業界の小売売上高)は近年急増しており、2019年に過去最高の462億ドル(約6兆9400億円)に達し、2022年は509億ドル(7兆6418億円)、そして2023年にはさらに伸ばして539億ドルを超え、日本円にするとその額は8兆円1000億円超。日本の約7~8倍の規模である。
そのSEMAが主催する見本市がSEMA SHOWで、1967年からほぼ毎年開催されている。SEMA SHOWは『東京オートサロン』、『エッセンモーターショー』と共に、世界3大改造車ショーに位置付けられているが、デモカーの出展台数でいうとSEMA SHOWは2500台近くとなるため、オートサロンやエッセンの約4~5倍の規模となる。
筆者は90年代前半からSEMA SHOWの取材に行っているが、その頃には日本車のデモカーはほぼ存在しなかった。それが増え始めたのは2014年前後。アメリカでは製造年月日から25年が経過すると、FMVSS(米国保安基準)の縛りを受けずに並行輸入車両が輸入できる。いわゆる『25年ルール』の適用が始まるのだ。25年ルールによって日本からの輸入が増え始めたのは、1989年に発売されたスカイラインR32 GT-Rが解禁となって以降だ。
今年のSEMA SHOWにも数多くのJDMがデモカーとして起用されている。JDMとは『ジャパニーズ・ドメスティック・マーケット』のことでつまり『日本国内市場』向けのクルマであることを意味する。
なお、25年に満たない日本車でも、FMVSSの基準に合わせるためのクラッシュテストなどといった大掛かりなテストを経て、その安全性が認められていれば輸入は可能だ。
こちらの記事では今年のSEMA SHOWに出展された注目のJDM車両10台を紹介してみたい。
1. オートザム AZ-1 「M2 1015」
近年、JDMとしてアメリカへの輸入が増えている軽自動車。
軽トラックはもちろん、スズキ・カプチーノやオートザム AZ-1のようなスペシャルティカーにも多くの注目が集まっている。こちらの『M2 1015』は、1989年に発売されたAZ-1をベースにM2が製作した特別仕様車をさらにカスタムしたもの。
スパルコレーシングシート、専用リアウイング、専用エンブレム、専用アルミホイールなどを装備し、ボディは特別色に塗装されている。トーヨータイヤの巨大展示スペース『トレッドパス』の入り口付近に展示され、多くの来場者がカメラを向けていた。