【2025年もJDMはアツい予感】 SEMA SHOW 2024に出展されたとっておきのJDM 10選
公開 : 2025.01.01 11:45
2. 日産スカイラインR34GT-R
近年、飛びぬけてアツいJDMと言えば、こちらのスカイラインR34 GT-Rである。
1999年1月に発表発売された34GT-Rは、早いものでは25年ルールの適用で2024年1月からアメリカへの輸入が解禁されている。こちらの個体は、映画ワイルド・スピードに登場した仕様をイメージし、有名チューナー『THROTL』社によって最高出力1400馬力を発生する強大なエンジンに仕上げられている。
アメリカでは近年、日本の仮ナンバー風のナンバープレートがJDMナンバーとして人気である。今回のSEMAでは、自動車用品を扱う会社として1901年以創業123年の歴史を持つ『Meguiar’s』のデモカーとして出展された。
3. トヨタ 80スープラ(MK4)
80スープラはアメリカでも新車で販売されていたため左ハンドル仕様も少なからず存在するが、やはりJDMとしては真の日本仕様である右ハンドル車のほうが圧倒的に評価が高い。
なお、アメリカでは80スープラを『MK4』と呼ぶのが一般的だ。SEMA SHOWのデモカーとして引っ張りだこの人気で、今年は10台以上の80スープラがデモカーに採用されていた。
写真の80スープラはハイパフォーマンスリチウムイオンバッテリーで知られる『アンチグラビティバッテリー』ブースのデモカー。ヴァリスのグラマラスなエアロキットが目を引く。
4. 三菱ランサー・エボリューションワゴン
三菱車はJDMとしてそこまで人気があるとは言えないが、ランエボやパジェロエボなど『エボリューション』系は人気が高い。
「もう二度と作ることができないハイパワーエンジンを搭載したガソリン車」としての価値が評価されている。こちらのランサー・エボリューションワゴン、通称『エボワゴン』は、『エボ9』をベースにランエボシリーズ初にして唯一のステーションワゴンとして2005年9月に発売開始された。
エボワゴンはこの1車種だけで、わずか2500台の限定生産であった。なお、この個体はまだ25年を経過していないため、カナダ(カナダは製造から15年で解禁)で登録されたモデルを展示用に持ってきた可能性が高い。
5. 日産スカイラインR32 GT-R
先述の通り、昨今のアメリカにおけるJDMブームはスカイラインR32GT-Rから始まったといえる。
RB26エンジンへと移行し、その伝説の幕開けを告げたのが、1989年登場の『BNR32』型スカイラインGT-Rだ。アメリカではRB26世代の集大成を飾る『BNR34』型が圧倒的な人気を誇るものの、90年代初頭の雰囲気を残すコンパクトなBNR32も依然として人気だ。
SEMA SHOWでは出展車両とそれを手がけた『ビルダー』の中で最強を決めるコンテスト『バトル・オブ・ザ・ビルダーズ』が毎年開催されているが、このBNR32を手掛けたのは2021年のコンテストでアワードを受賞したコール・マルテン氏。
マルテン氏が受賞した時はトヨタの名機『2JZ』エンジンを換装した四輪駆動のBNR32だったが、今回のビルドはRB26の良さを最大限活かしたフルチューン仕様となる。
元々の車体はエンジンが抜き取られた状態でほぼ放置されていた白いBNR32だったが、ブルー外装とタン内装に仕上げ、SEMA SHOW出展車両として見劣りしないレベルにまで復活させた。