【2025年もJDMはアツい予感】 SEMA SHOW 2024に出展されたとっておきのJDM 10選

公開 : 2025.01.01 11:45

9. ホンダ・インテグラ

2022年に北米向け『アキュラ』ブランドから車名が復活したことでも話題となったホンダの『インテグラ』は、数ある世代の中でも3代目モデルがもっとも高い人気を誇る。

今回、ホンダのECUチューニングを手がける『HONDATA』は2001年型インテグラGSRをベースに、2018年型シビックSiに搭載されているL15B7型1.5L直列4気筒ターボエンジンを換装した一台を出展した。

『SEMA SHOW 2024』とっておきのJDM 10選。
『SEMA SHOW 2024』とっておきのJDM 10選。    加藤久美子

90年代のホンダ車といえば、ハイパフォーマンスモデル『タイプR』に搭載された『B18C』などのB型エンジンがお馴染みだ。

だが、これはホンダの今の主力エンジンであるL型エンジンをJDIの換装用ハーネスを用いて換装、それをHONDATAのFlashProで制御することで、昔ながらのカッコ良さと現代のパフォーマンスを両立させたのだ。最高出力は270hp、最大トルクは270Nmを誇る仕様となる。

10. 日産スカイラインC10(ハコスカ)

スカイラインシリーズはアメリカでも大変人気があるが、こちらのスカイラインは1970年型C10、いわゆる『ハコスカ』として特に人気の高いモデルである。

Bandolero『盗賊』と名付けられたこちらのハコスカは、テキサス在住のオーナーによって主に自宅の裏庭で今年3月から7ヵ月をかけて作られたとのこと。

『SEMA SHOW 2024』とっておきのJDM 10選。
『SEMA SHOW 2024』とっておきのJDM 10選。    加藤久美子

まず目を引くのはエンジンフードの中央に取り付けられた『角』のオブジェだが、こちらはテキサスを象徴する『ロングホーン』(巨大な角を持つ牛の一種)の角である。

サスペンション(車高調、キャンバープレート等)やブレーキ(ブレンボ製)はダットサン280ZX用(リアのドラムブレーキはC10用)を装着。

タイヤは旧車スポーツカーに人気のトーヨータイヤ・プロクセス888を履く。内装はオリジナルでカスタムされており、JDMのお約束である水中花シフトノブの姿も。

ハコスカをこよなく愛するオーナーは、「これまで作られたスカイラインの中でも最も美しい車のひとつ。ラインやすべてが大好きです」とベタぼれ。彼はアメリカで最初の『ハコトラ』と唯一の『ハコスカ・ワゴン』も所有しており来年のSEMAにはハコスカワゴンのカスタムモデルを出展予定。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    加藤久美子

    Kumiko Kato

    「クルマで悲しい目にあった人の声を伝えたい」という思いから、盗難/詐欺/横領/交通事故など物騒なテーマの執筆が近年は急増中。自動車メディア以外ではFRIDAY他週刊誌にも多数寄稿。現在の愛車は27万km走行、1998年登録のアルファ・ロメオ916スパイダー。クルマ英才教育を施してきた息子がおなかにいる時からの愛車で思い出が多すぎて手放せないのが悩み。
  • 編集

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