【ロータリーが450台も集結】26回目の『SEVENSTOCK』 アメリカのロータリーファンは想像以上にアツかった!

公開 : 2025.01.02 11:45  更新 : 2025.01.06 11:08

日本からもレジェンドたちが多数参加!

――日本から参加するREオーナーもいますか?
「はい! 何年も前からたくさんのレジェンドに参加いただいています。星野レーシング(ガレージ・スターフィールド)やコスモスポーツクラブ・オブ・ジャパンの仲間たち。雨宮勇美さん(RE雨宮)、中村英史さん(ナイトスポーツ)、川戸泰介さん(TCP-Magic)など、有名なロータリーチューナーにも参加していただいています。

マツダ社長の毛籠勝弘さんや、執行役員の梅下隆一さんなどマツダ幹部も多数参加されていますし、マツダ広報を引退し、レース監督を務める小早川『コビー』隆治さんは20年以上にわたってセSEVENSTOCKをサポートしてくれています。盟友の山本修弘さん(NDロードスター開発主査)や現マツダデザインチーフの前田育男さんをはじめ、片渕昇さん(RX-8開発主査)、現MZRacingボスで元マツダ広報の三浦正人さんなど、マツダの友人も何度か参加してくれました。

マツダ・ロータリーエンジン車が大集結!26回目の『SEVENSTOCK』。
マツダ・ロータリーエンジン車が大集結!26回目の『SEVENSTOCK』。    Kit Fung

現役のマツダジャパンのデザイナーやエンジニアも多数参加してくれています。また、RE開発に大きく貢献した『ロータリー四十七士』を過去に招待したことは私たちの誇りです」

――SEVENSTOCKに参加するRE車は古い車両がとても多いのですが、アメリカでRE車の部品を手に入れるのは難しいですか?
「確かにパーツの入手は難しくなってきてはいますが、北米は旧REマツダの最大のマーケットでしたから、部品も中古車もたくさん残っています。米国とカナダにはまだ部品の再販業者がいくつかありますが、古典的なオリジナルの『ロータリーエンジン』に関する部品は、現在では見つけるのが非常に難しくなっています」

――日本のマツダとRE車ファンにメッセージをお願いします。
「エキゾチックなヴァンケルとRXの全車両をサポートし続けてくれている日本のロータリーエンジン愛好家とサポーターに感謝したい。私たちは世界中のローターヘッズの家族です! ロータリーの信念を守り続けてください!」

注目のRE車「RX-2」

エイブル・イバラ氏の「RX-2」

ロータリー界では超有名人エイブル・イバラ氏のRX-2。イバラ氏は90年代からロータリー車のドライバー兼チューナーとして活躍し、マツダと共同でレースカーを作ったり、レストアしたりも。現在もロータリー界の生きる伝説として語られている。

マツダ・ロータリーエンジン車が大集結!26回目の『SEVENSTOCK』。
マツダ・ロータリーエンジン車が大集結!26回目の『SEVENSTOCK』。    Kit Fung

注目のRE車「RX-7(FB)」

父と息子でレストア!1981年式マツダRX-7 FB(スターダストブルー)

こちらのFBは父と息子による共同作業ですべてのレストアを完成させている。

父親はほぼ素人でレストアの専門家ではないため、息子と一緒に初めての旧車のレストアに挑戦し、すべてのステップ、すべてのディテールを自分たちでこなしてフルレストアを可能にした。

マツダ・ロータリーエンジン車が大集結!26回目の『SEVENSTOCK』。
マツダ・ロータリーエンジン車が大集結!26回目の『SEVENSTOCK』。    Kit Fung

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    加藤久美子

    Kumiko Kato

    「クルマで悲しい目にあった人の声を伝えたい」という思いから、盗難/詐欺/横領/交通事故など物騒なテーマの執筆が近年は急増中。自動車メディア以外ではFRIDAY他週刊誌にも多数寄稿。現在の愛車は27万km走行、1998年登録のアルファ・ロメオ916スパイダー。クルマ英才教育を施してきた息子がおなかにいる時からの愛車で思い出が多すぎて手放せないのが悩み。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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