【高級車ならぬ高旧車が流行中】一時代を築いたトヨタ・セルシオと日産シーマは国産高級車の文化遺産!

公開 : 2024.12.31 11:45

4代目日産シーマ(2001~2010年)

新世代プラットフォームをベースとする4代目は、ショーファードリブンカーのプレジデントと基本設計を共有。エンジンは従来通りのV6ターボと、4.5L直噴となったV8を設定した。特徴はなんといってもヘッドライトで、7つの小型プロジェクターを円形に並べた形状から、配列が似ている機関砲にちなんでバルカンヘッドライトと呼ばれた。世界初のレーンキープサポートをオプション設定したことも話題となった。

4代目日産シーマ(2001~2010年)
4代目日産シーマ(2001~2010年)    日産自動車

5代目日産シーマ(2012~2022年)

4代目が2010年に生産終了してから2年弱、2012年に復活したシーマは、セド/グロの実質的な後継機種であるフーガを延長した仕立てで、パワートレインはハイブリッドのみの設定となった。これは、3.5LのV6をベースに、エンジンとモーター内蔵7速AT、プロペラシャフトそれぞれの間にクラッチを配置し、エンジンとモーターの動力を適宜使う1モーター2クラッチ方式と呼ばれるものだった。

5代目日産シーマ(2012~2022年)
5代目日産シーマ(2012~2022年)    日産自動車

記事に関わった人々

  • 執筆

    木原寛明

    Hiroaki Kihara

    1965年生まれ。玉川大学では体育会ノリの自動車工学研究部に所属し、まだ未舗装だった峠道を走りまくった。最初の愛車(本当は父のもの)は2代目プレリュード(5MT)。次がフルチューンのランサーEXターボ。卒業してレースの世界へと足を踏み入れたものの、フォーミュラまで乗って都合3年で挫折。26歳で自動車雑誌の編集部の門を叩き、紙時代の『AUTOCAR JAPAN』を経て、気が付けばこの業界に30年以上。そろそろオーバーホールが必要なお年頃ですが頑張ります!
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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