パナソニック・ストラーダの最上位モデルをテスト 美麗な大画面 通信活用で検索機能充実

公開 : 2024.12.30 17:05

ナビ関連機能も通信を使って充実

通信の活用はナビ機能でも恩恵が多く、新たに『オンライン名称検索』を追加。従来の『名称検索』ではナビに内蔵されているデータを使うのに対し、『オンライン名称検索』ではサーバーに蓄積されているデータを使う。当然ながらオンラインであればデータ量に制限はないし、新たなデータも追加されるため、ネットなどで見かけた新オープンの施設や話題の施設も見つけやすい。操作は文字パレットを使ってワードの入力をしていくが『横浜駅』+『家系ラーメン』など地域とジャンルを絞って素早く目的地を探し出すことが可能。さらに『恵比寿駅』+『イタリアン』+『フレンチ』と、複数のジャンル選択もできるなど、応用が利くのも便利だ。検索結果リストは、自車から近い順に並べ替えもできる。

そして『ワンタッチ地図更新』も嬉しい機能。サーバー上に地図更新データが用意されると、ナビ画面上に案内が表示されるので、『部分更新』または『全更新』のボタンを押せば自動的に地図データの更新作業が行える。これまではインターネット接続されたパソコンでSDカードに更新データを収録し、それをナビに持ち込むという方法だったため、手間が大幅に減る。しかも最大3年間の無料更新権が付いており、期間中は常に新鮮なデータでドライブができる。

オンライン名称検索では地域やジャンルを絞って効率の良い目的地検索ができる。
オンライン名称検索では地域やジャンルを絞って効率の良い目的地検索ができる。    浜先秀彰

このほかスマホとの連携も強化され、Apple CarPlay(iPhone)やAndroid Auto(Androidスマホ)にも新対応。音楽再生やメッセージの送受信、ハンズフリー通話、各種対応アプリの利用などができる。ストラーダ本体にも多くの機能が備わっているが、スマホの機能を併用することで、より利便性がアップする。接続はiPhone、Androidスマホのどちらもワイヤレスででき(ワイヤード接続にも対応)、車内に乗り込むたびにスマホいちいち取り出す必要がない。

『CN-F1X10C1D』は、ストラーダの最先端を知ることができる1台だ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    浜先秀彰

    Hideaki Hamasaki

    千代田工科芸術専門学校写真科を卒業後、自動車専門誌編集部スタッフを経て、フリーランスライターとして独立。現在は執筆、編集、撮影を一人で行うことも多い。カーナビやドラレコのレポートを得意とするが、守備範囲はカスタムパーツや洗車ケミカル、車内小物までを含むカー用品全般となる。YouTube「カーグッズチャンネル」を2021年より運営。

関連テーマ

おすすめ記事

 

おすすめ

人気記事