【次は何が話題に?】2025年、25年ルールでアメリカに輸入解禁となる日本車4選 日本車人気沸騰から10年
公開 : 2025.01.08 06:45
2025年に解禁となって米国輸出される日本車は
ちなみに、25年ルールはあくまでも『輸入』のルールである。昨今はカリフォルニア州を筆頭に排ガス検査が強化されておりその数値も厳しくなっている。
25年ルールで輸入解禁となった日本車の中には排ガス基準などを理由に州によっては販売や登録が困難となっている車種もある。熱狂的なJDMファンは排ガス規制が緩い地域に引っ越す例も珍しくない。
それでは、2025年に輸入解禁となる魅力的なJDMを4車種紹介してみよう。
WiLL Vi(ウィル・ヴイアイ)
アサヒビール、花王などとの異業種合同プロジェクトの統一名称『WiLL』というブランド名(車名)をつけ、トヨタの名前もエンブレムもつかない初のトヨタ車として2000年1月から販売が開始された。
走行性能、環境性能などはベースとなるトヨタヴィッツと同等のクラストップレベルを確保し、『WiLL』シリーズ統一コンセプトである「遊びゴコロと本物感」を具現化した内外装は非常に個性的で、かぼちゃの馬車を連想させる個性的な外観はとくに若い女性から注目を集めた。
エンジンは1.3Lのみで4速ATが組み合わせられる。ボディ形状はノーマルルーフとキャンバストップの設定があるが、アメリカではキャンバストップに支持が集まりそう。
以前、AUTOCAR JAPANの記事で紹介した日産パオやフィガロのように、こちらもトヨタ製JDMパイクカーとして高人気となるかも?
三菱ランサーエボリューションVI トミ・マキネンエディション(CP9A型)
ランエボシリーズ初の特別仕様車であるこちらは2000年1月発売だが、1999年12月に生産開始されているので、すでに25年ルール適用で米国へ輸入された個体もあるかもしれない。
TMEは1996年から4年連続でWRC世界ラリー選手権ドライバーズチャンピオンを獲得したトミー・マキネン氏の偉業を記念した特別仕様車で、日本での中古車価格相場は1000万円を超えている。
WRCワークスカーをイメージしたスペシャルカラーを設定し、ワークスカーと同デザインの17インチアルミホイールを装備。Tommi Makinenの刺繍入りRECARO製バケットシートも要注目だ。
もちろん見た目だけの単なる『デカールパッケージ』ではない。車高を10mm落とした設定のサスペンションはターマック(舗装路)仕様のハンドリングに調整されており、チタンアルミ合金製ターボチャージャーを採用したエンジンは最大トルクを2750rpmから発生。
変更点が非常に広範囲に及ぶため『エボ 6.5』とも呼ばれている。