【大事なこと8つ言います】トヨタ・ガズー・レーシング 『東京オートサロン2025』の出展内容公開

公開 : 2025.01.10 09:50  更新 : 2025.01.10 10:02

4. GR86 ソフトウェアアップグレード

GR86は、2021年に誕生以来、「GRらしい走りの味」を持つクルマとして、人気を博していると彼らは述べる。

2024年の一部改良では、GR86を用いて参戦を継続している様々なモータースポーツからの学びを反映。レースという極限の環境でクルマを鍛えるプロドライバーからのフィードバックを生かし、スロットル特性の変更(MT)、ダウンシフト操作時における許容領域の拡大などにより、アクセルレスポンス向上や素早いシフトダウンを可能にするなど、「GRらしい走りの味」に磨きをかけた。

トヨタ86 86号車(2014年ニュル24h参戦車両)
トヨタ86 86号車(2014年ニュル24h参戦車両)

その進化した走りを一部改良前からGR86に乗る方々にも体感して頂けるよう、ソフトウェアアップグレード “GR86 PERFORMANCE SOFTWARE for MT MT”/ “GR86 PERFORMANCE SOFTWARE for AT AT”を2025年春からGRガレージで販売するという。

GR86に乗り続けている顧客が、末長く愛車を楽しめるよう、クルマの進化をサポートし続けると発表している。

ソフトウェアアップグレードの内容

MT

モータースポーツで求められるブリッピング操作のしやすさに着目し、エンジントルク制御を変更。アクセル操作に対してよりダイレクトなレスポンスが得られるスロットル制御を採用し、限界域での扱いやすさを向上。

AT

ATでモータースポーツに参戦する顧客の要望に応え、ダウンシフト操作時におけるエンジン回転数の許容領域を拡大。より広いトルクバンドを活用したスポーツ走行が楽しめる。

5. サーキットモード

サーキットモードは、国内のサービス対象サーキット・施設において、アンチラグ制御の追加やスピードリミッター上限速度の引き上げなど、クルマのポテンシャルを引き出す機能が有効となるサービスだ。

GPSによる位置判定および専用アプリ上での操作により、シフトタイミングやエンジン回転数を直感的に示す専用メーター表示に切り替わり、サーキットモードが利用可能となる。

サーキットモード
サーキットモード

2024年8月21日のサービス開始以降、「様々なモータースポーツでサーキットモードを楽しみたい」との要望を受け、本日以降、ジムカーナやダートトライアルの施設を中心に、対象サーキット・施設数を現状の50カ所から76カ所へ増加させる。

6. GRパーツ

TGRは、モータースポーツの現場で得た知見を生かしたパーツを、いち早く顧客へ届けており、各車両について以下のアイテムを順次販売開始する。

GRヤリス向け

競技用パーツ

GR機械式LSD(AT用)価格未定 / 2025年春発売予定
GRエンデュランスバンパーボルトセット 価格未定 / 2025年夏発売予定

GR86向け

競技用パーツ

ランドクルーザー300 GRスポーツ ダカールラリー2025参戦仕様車
ランドクルーザー300 GRスポーツ ダカールラリー2025参戦仕様車

GRファイナルギヤキット(ギヤ比は3.909、4.100、4.300、4.556から選択可能)/ 8万5800円 /2025年春発売予定

サスペンション・駆動系パーツ

冷却フィン付きデフキャリア / 3万9160円 / 2025年春発売予定

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事