【トヨタ・ヤリス/カローラがトップ争い】2024年度12月度/通期 登録車新車販売ランキング

公開 : 2025.01.10 06:46

登録車の車名別新車販売はトヨタ・ヤリスが4カ月連続で首位、2024年度はカローラがトップという結果となりました。トップ10以下も最新モデルや一部改良モデルの動きに注目です。

2024年12月期および2024年度通期の登録車新車販売

日本自動車販売協会連合会は、2024年12月期および2024年度(2024年1月~12月)における登録車新車販売の車名別ランキングを発表した。

2024年12月期 登録車通称名別新車販売トップ10

1位 トヨタヤリス:1万5244台
2位 トヨタ・カローラ:1万2712台
3位 トヨタ・アルファード:7581台
4位 トヨタ・シエンタ:6908台
5位 トヨタ・プリウス:6858台
6位 ホンダフリード:6577台
7位 日産ノート:6476台
8位 トヨタ・アクア:5650台
9位 日産セレナ:5566台
10位 トヨタ・ヴォクシー:5206台

2024年度 登録車通称名別新車販売トップ10

ランキング価格帯的にも、異様な健闘を見せるアルファード。
ランキング価格帯的にも、異様な健闘を見せるアルファード。

1位 トヨタ・カローラ:16万6956台
2位 トヨタ・ヤリス:16万6162台
3位 トヨタ・シエンタ:11万1090台
4位 日産ノート:10万1766台
5位 ホンダ・フリード:8万5368台
6位 トヨタ・プリウス:8万3485台
7位 日産セレナ:8万899台
8位 トヨタ・アルファード:7万9374台
9位 ホンダ・ヴェゼル:7万5424台
10位 トヨタ・ヴォクシー:7万636台

登録車の2024年12月期の車名別ランキングは、生産・出荷を本格再開したトヨタ・ヤリスが前年同月比6.9%増の1万5244台を販売して、4カ月連続での首位に輝く。

続く第2位には、アクシオ/フィールダーの生産・出荷を再開したトヨタ・カローラが同11.4%増の1万2712台を達成して前月と同位に位置。また、第3位には同62.4%増の7581台を成し遂げたトヨタ・アルファードが2ランクアップで、第4位には同26.4%減ながら6908台を販売したトヨタ・シエンタが1ランクダウンで、第5位には同5.0%減ながら6858台を登録したトヨタ・プリウスが2ランクダウンで入り、前月と同様にトヨタ車がトップ5を占める。

以降はホンダ・フリード、日産ノート、トヨタ・アクア、日産セレナ、トヨタ・ヴォクシーの順で続き、トップ10のうちトヨタ車が前月と同じ7車種、日産車が前月と同じ2車種、ホンダ車が前月と同じ1車種という結果となった。

トップ10以降は?

トップ10以降では、SUVおよびクロスオーバーモデルの好調さが続く一方で、新型車や一部改良モデルの販売の伸びが目立った。

受注残の解消を進めるトヨタ・ランドクルーザーワゴンは前年同月比52.0%増の4324台を販売して第14位に、4車種を展開するトヨタ・クラウンは同5.3%増の4128台を記録して第15位に、新型コンパクトクロスオーバーSUVのホンダWR-Vは2903台を売り上げて第18位に位置。

ランキング価格帯的にも、異様な健闘を見せるアルファード。
ランキング価格帯的にも、異様な健闘を見せるアルファード。

また、2024年11月にブラックエディションやシャモニーの8名乗りを追加設定した三菱デリカD:5は同53.5%増の1696台を達成して第29位に、2024年9月にRSグレードを追加するなど一部改良を図ったホンダ・シビックは同117.1%増の1431台を成し遂げて第31位に、2024年10月に発売した新型コンパクトSUVのスズキフロンクスは月販目標1000台を超える1417台を登録して第32位に入る。

さらに、2024年10月に内外装の仕様変更やEV航続距離の延長を図った三菱アウトランダーは同52.7%増の1353台を売り上げて第35位に、2024年10月に販売を開始したフラッグシップSUVのマツダCX-80は1204台を記録して第37位に、2024年10月に新グレードのエレガントの追加や内装カラーの拡充を実施したレクサスLBXは同1406.3%増の1190台を達成して第38位にランクインした。

一方、登録車の2024年度の車名別ランキングは、生産・出荷を一時停止していたトヨタ・ヤリスが3年連続で守っていた首位の座から第2位(16万6162台)に陥落し、代わってトヨタ・カローラ(16万6956台)がトップに立つ。

以降はトヨタ・シエンタ、日産ノート、ホンダ・フリード、トヨタ・プリウス、日産セレナ、トヨタ・アルファード、ホンダ・ヴェゼル、トヨタ・ヴォクシーの順で続き、トップ10中6モデルがトヨタ車と、2023年度より2モデル減る結果となった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    大貫直次郎

    Naojiro Onuki

    1966年型。早稲田大学卒業後、自動車専門誌や一般誌などの編集記者を経て、フリーランスのエディトリアル・ライターに。愛車はポルシェ911カレラ(930)やスバル・サンバー(TT2)などのほか、レストア待ちの不動バイク数台。著書に光文社刊『クルマでわかる! 日本の現代史』、アシェット・コレクションズ・ジャパン刊『国産名車コレクション』シリーズなど。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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