【あなたのBRZを最新版に】スバルのサプライズはまだあった!専用ソフトウエアアップデートサービス開始

公開 : 2025.01.11 07:05

スバルは東京オートサロン2025の会場において、BRZ専用のソフトウエアアップデートサービス、『スバル・サポートドライブeチューン』を開始すると発表しました。ブースの概要とともに、篠原政明が解説します。

現行型と同じ最新機能を組み込むことができる

スバルは東京オートサロン2025(以下、TAS2025)の会場において、BRZ専用のソフトウエアアップデートサービス、『スバル・サポートドライブeチューン』を開始すると発表した。

クルマの魅力を減らさずに、ユーザーが長く楽しめる商品を提供する。クルマを販売したあとも、ユーザーとのコミュニケーション増加を図る。そうした思いから生まれたのが、スバルの『減価ゼロ』活動だ。

BRZ専用のソフトウエアアップデートサービス、『スバル・サポートドライブeチューン』を開始。
BRZ専用のソフトウエアアップデートサービス、『スバル・サポートドライブeチューン』を開始。    スバル

スバルでは、そんな減価ゼロ活動の第1弾として、2023年からレヴォーグ向けにソフトウエアアップデートサービスの『スバル・アクティブダンパーeチューン』を展開し、多くのユーザーから好評を得ている。

そして今回、減価ゼロ活動の第2弾として、BRZ(ZD型 A〜Cタイプ:2021年7月に発売された初期型〜2024年7月の一部改良前のモデル)向けに新たなソフトウエア アップデートサービスを展開する。それが、『スバル・サポートドライブeチューン』だ。

これは、BRZ(ZD型 A〜Cタイプ)向けに、2024年7月に一部改良された現行型(Dタイプ)に搭載されている最新機能を組み込むソフトウエアアップデートサービスだ。ターゲットは、MT/ATにかかわらずスポーツ走行を日常的に愉しみ、クルマを意のままに操りたいユーザーとしている。

販売予定価格は、MT車が5万円、AT車が3万円(消費税と工賃は別。想定工賃は3000円くらい)。発売時期は、2025年春ごろを予定している。

気に入ったクルマを長く楽しめる商品に

このアップデートサービスにより、MT車ではアクセル操作に対するレスポンスが向上し、アクティブサウンドコントロール機能が追加される。アクセルを踏み込んだ際にエンジンが忠実に反応することで、アクセルコントロールを向上させる。なお、モード切り替えスイッチがないため、アップデート後は常時スポーツモードでの走行となる。

AT車では、マニュアルダウンシフト制御の許容回転数が拡大する。コーナー侵入時など、ドライバーがシフトダウンしたい場面でしっかりギアを落とせるようになる。以前より手前で素早いシフトダウンが可能になるというわけだ。

ソフトウエアをアップデートすることで、最新モデルと同じ機能を組み込むことができる。気に入ったクルマを長く楽しめる商品にするには、こうしたサービスが増えることはユーザーにとってありがたい。今後は、他のモデルや、また他メーカーでもこうしたアップデートサービスが展開されることを期待したいものだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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