【これから東京オートサロン2025に行く方へ】いまや第二の東京モーターショー!事前に情報入手し効率的に見学を

公開 : 2025.01.10 21:07

1月10日に幕張メッセで43回目となる東京オートサロン2025が開幕しました。これから行く方に向けて、場内の様子と国産車ブースを中心とした写真をご紹介します。

日本のクルマ関連仕事始めはオートサロンから

1983年に『東京エキサイティングカーショー』としてスタートした東京オートサロン(以下、TAS)。2025年で43回目の開催を迎えた。年明けのクルマ関連のイベントといえば、世界的にはかつてはデトロイト・モーターショー、現在はラスベガスで開催されるCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)だが、日本ではクルマ関連の仕事始めはTASからといっても過言ではない。

『年に一度のカスタムカーの祭典』であるTASだが、いまや、第二の東京モーターショー(現在はジャパンモビリティショー、以下JMS)になりつつあるようだ。今回も国産の4輪メーカーはすべて、インポーターもフォルクスワーゲンBMWアルピーヌロータスケータハムヒョンデBYDと、JMSより多いのではと思えるほど出展している。さらに主要なタイヤメーカーやパーツ/ホイールメーカー、そしてチューナーや自動車専門学校など、約400社が出展している。

1月10日に幕張メッセで開幕した東京オートサロン2025。
1月10日に幕張メッセで開幕した東京オートサロン2025。    山田真人

もちろんカスタムカーが中心だが、国産車メーカーやインポーターはここでニューモデルを日本初公開することも多くなった。今回も、ホンダプレリュードマツダ・スピリットレーシング・ロードスタースバル S210、フォルクスワーゲン・ゴルフR、ヒョンデ・インスター、BYD シーライオン7など、近日発売予定のモデルが数多く発表されたのだ。

正直に言って、1日で展示車両やブースをすべて見るのは不可能に近い。では、効率的にお目当てのクルマを見るには、どうしたら良いだろうか?

11~12日の一般公開日は、さらなる混雑が予想

まずは、事前情報を収集しておくこと。TAS2025の公式WEBサイトや、出展している国産車メーカーやインポーターなどは専用サイトをアップしているから、出展内容を確認しておきたい。また、公式WEBサイトには地図もアップされている(拡大しないとかなり見にくいが)ので、お目当てのブースの場所を把握しておこう。

これで、会場へ行く前におおよそのルートを作っておくと、かなり効率よく回れるはずだ。「これを見たかったのに忘れていた!」なんて見落としも少なくなるはずだ。

初日の様子。1月11~12日の一般公開日は、さらなる混雑が予想される。
初日の様子。1月11~12日の一般公開日は、さらなる混雑が予想される。    山田真人

メーカーやインポーターなどの大きなブースは、これで効率的に見られると思うが、小さなブースは、実際に見に行ってみないと分からないものも多い。まずは大きなブースをひととおり見てから、小さなブースで気になったクルマを見るという方法が良いだろうかもしれない。

また、クルマやパーツの展示だけでなく、イベントホールでのライブやモータースポーツ車両のデモランなども行われる。これらを見ていると、さらに展示車両を見る時間がなくなりそうだから、それぞれのスケジュールを考えながら見て回りたい。

今回も、初日(10日)の業界&報道関係者用ビジネスデイから海外のジャーナリストを含め、多くのギャラリーが集まっていた。14時以降の一般特別公開が始まると、会場内はまっすぐに歩けないほどだった。

おそらく、11日(土)と12日(日)の一般公開日は、さらなる混雑が予想される。前回の2024年は3日間で23万人以上が来場したそうだが、今回はそれを上回るのではないか。

インフルエンザも流行しているので、できればマスク着用で来場したほうがいいだろう。それでもちょっと不安……という方は、『オンラインオートサロン』でバーチャル体験する手もある。とはいえ見方は人それぞれ。自分なりの方法でTAS2025を楽しんで欲しい。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影

    山田真人

    Makoto Yamada

    1973年生まれ。アウトドア雑誌編集部からフリーランスカメラマンに転身。小学5年生の時に鉄道写真を撮りに初めての一人旅に出たのがきっかけで、今だにさすらいの旅をするように。無人島から海外リゾート、子どもからメガヨットと幅広い撮影ジャンルを持つ。好きな被写体は動くものと夕陽。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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