最も人気の高いアメ車は? 米国の歴代ベストセラー車 トップ30(後編) 第1位は桁外れのあのクルマ

公開 : 2025.01.11 18:25

6位:オールズモビル・カトラス(1190万台)

1961年に初めて登場したオールズモビル・カトラスは、1977年には63万2742台を販売し、米国で最もポピュラーなクルマとなった。1999年に生産終了したが、自動車業界に大きな影響を与え、オールズモビルで最も成功したモデルとなっている。

カトラスは、独特なスタイルと豪華な装備で人気を博した。カトラス・シュプリーム、4-4-2、ハースト/オールズなど、多くの派生車種が生まれた。 6世代が生産された。

第6位:オールズモビル・カトラス(1190万台)
第6位:オールズモビル・カトラス(1190万台)

5位:ラム・ピックアップ(1213万5000台)

このフルサイズピックアップトラックは1980年から生産されており、当初は「ダッジ・ラム」として販売されたが、その後、ラム(RAM)は独立したブランドとなる。スムーズで快適な乗り心地、信頼性の高いパワートレイン、広々とした車内空間で定評がある。

ラムは米『モータートレンド』誌のトラック・オブ・ザ・イヤーを合計8回受賞している。現行の5代目モデルは、同賞を3回受賞するという特別な栄誉に輝いており、これは史上初の快挙である。

第5位:ラム・ピックアップ(1213万5000台)
第5位:ラム・ピックアップ(1213万5000台)

4位:シボレー・シルバラード(1407万5000台)

シルバラードはフルサイズトラック、シャシーキャブトラック、中型トラックとして販売されている。当初は1975年発売のシボレーC/Kトラックの最上級グレードであったが、1999年に独立したモデルとなり、現在も生産が続けられている。

シエラというGMCブランドの兄弟車と並んで、シルバラードは万能のトラックである。幅広い構成オプションと、オフロードでもオンロードでも優れた性能を発揮する点が消費者に愛されている。

4位:シボレー・シルバラード(1407万5000台)
4位:シボレー・シルバラード(1407万5000台)

3位:フォード・モデルT(1500万台)

モデルT(T型フォードとも呼ばれる)は、世界で初めて大量生産された自動車であり、中流階級の人々にも自動車を身近なものとした偉大な1台である。フォードは流れ作業方式の生産を採用することで、それまでよりもはるかに低価格でモデルTを販売することができた。

1920年代初頭には、世界中の自動車の半数がフォード車となっていた。1927年5月25日、ヘンリー・フォードと息子のエドセルは、1500万台目のモデルTを自ら運転して工場から出荷した。これが、モデルAに引き継がれる前の生産最終日となった。

第3位:フォード・モデルT(1500万台)
第3位:フォード・モデルT(1500万台)

2位:シボレー・インパラ(1670万台)

インパラは、長きにわたって生産されたシボレーの人気フラッグシップモデルである。1957年から2020年まで生産されたが、1986年から1994年、そして1997年から1999年にかけては生産が中断されている。

インパラは「SS」という名称を初めて採用したモデルであり、60年代から70年代にかけてのマッスルカーブームの先駆けとなった。10世代にわたって生産されたインパラは数々の賞を受賞し、多くの人々を魅了した。

2位:シボレー・インパラ(1670万台)
2位:シボレー・インパラ(1670万台)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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