【価格は284.9万円から】小型BEVインスター日本初公開!ヒョンデの大本命となるか

公開 : 2025.01.12 07:05

価格は284.9万円から

インスターは現在国土交通省の型式認証申請中のため発売時期は未定だが、今春ごろには認可が下りると予想されている。車両本体価格は、これまでにない戦略的に設定されたことに注目したい。

インスターにはシンプルなパッケージングのカジュアル、長距離走行を重視したボヤージュ、快適な空間のラウンジの3グレードを用意。価格は以下のとおり。

アウトドアに特化したグレード、『クロス』も追加される予定。
アウトドアに特化したグレード、『クロス』も追加される予定。    上野和秀

インスター・カジュアル:284.9万円
インスター・ボヤージュ:335.5万円
インスター・ラウンジ:357.5万円

この3グレードに加え、アウトドアに特化した遊び心で仕立てられた『クロス』仕様が追加される予定だ。

既に1月10日よりインスターの先行予約をオンラインで開始している。先行予約特典として先着300台に定期点検や車検をカバーする通常3年間のヒョンデ・アシュアランス・プログラムが、5年目まで延長される。

また現在認定申請中でCEV補助金が未定のため、登録時に補助金が35万円以下だった場合、ヒョンデが差額を支援するインスター・エクスクルーシブ・ケアも付帯させるそうだ。

オフラインで実車を確認できるショールームも拡充が進められている。近く横浜みなとみらい地区に本社ショールームがオープンするほか、昨年3月に福岡シティストアが移転オープンし、この4月には仙台シティストアの開設が予定している。このほか大阪にカスタマーサービスセンターが設けられ、全国64ヵ所の整備拠点がオーナーをサポートする。

ヒョンデ・インスターの登場により、BEVがより身近な存在になることだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事