【発売は1月下旬以降!】フォルクスワーゲン新型ゴルフR/ゴルフRヴァリアント 日本初公開はオートサロンにて
公開 : 2025.01.14 06:45
フォルクスワーゲンは東京オートサロンの会場において、新型ゴルフR/ゴルフRヴァリアントを日本初公開。エンジン出力はセッティング変更により先代+13psとなる、333psに。1本あたり8kgと軽量な新19インチアルミも用意されます。
新型「ゴルフR」と「ゴルフRヴァリアント」
フォルクスワーゲンは、ゴルフ最上級グレードの新型「ゴルフR」と「ゴルフRヴァリアント」を東京オートサロンの会場において、日本初公開し、1月下旬以降の発売を予定し、メーカー希望小売価格(税込)はゴルフRが704万9000円~749万9000円、ゴルフRヴァリアントが712万9000円~757万9000円。
「ゴルフR」のサクセスストーリーは、2002年の伝説的な「ゴルフR32」から始まったと彼らは述べる。
241ps/32.63kg-mを発生する排気量3.2Lの狭角V6エンジン VR6を搭載、ハイパワーを受け止めるためにマルチリンクリアサスペンションと4輪駆動システム4モーションが採用され、スポーツカーに匹敵するパフォーマンスを誇ると同時に、ハッチバックとしての実用性の高さも兼ね備え、ハイパフォーマンスと実用性を高次元で両立させた稀有な存在であった。
日本においては、2003年の「ゴルフR32」本格導入から2024年11月までの累計において、1万1800台に迫る登録台数があり、高性能を極めた「ゴルフ」のフラッグシップモデルとしての評価を得るに至ったとフォルクスワーゲンはいう。
今回お披露目となった、新型「ゴルフR」/「ゴルフRヴァリアント」は、第8世代「ゴルフ」をベースとしており、内外装のアップデートに加えて、先代モデルから強化されたエンジン出力と高度な電子制御シャシーを与えられ、クラスの常識を超えた性能を提供するという。
注目のポイントは?
新デザインのLEDヘッドライト、イルミネーション付きVWエンブレム、リアコンビネーションランプ、そして新形状のバンパーやベンチレーショングリルが、よりシャープでスポーティーな印象を与え、さらに、1本あたり8kgと軽量な新19インチアルミホイール、ヴァルメナウをオプションで設定可能となっている。
インテリアでは、タッチ式スイッチや大型のパドルシフトを備えたステアリングホイールや、中央に大きく回転計を配する専用デザインのデジタルメータークラスターなど、Rモデルだけのエレメントは視覚面・機能面での大きな差別化となる。
シートはヘッドレスト一体化のスポーツシートで、ベースはブラック/ブルーのR専用デザインのマイクロフリースシート、「Rアドバンス」はシート側面部分にカーボン調エレメントを配したナパレザーシートを標準装備する。
新型「ゴルフR」/「ゴルフRヴァリアント」のパワートレインは、EA888エンジンファミリーとしてもっとも高出力なチューニングが施されており、最高出力の333psを5600~6500rpmで、最大トルクの42.83kg-mを2100~5500rpmで発生させる。
全域で力強いエンジン特性を実現するとともに、ターボラグを感じさせないレスポンスの良さも強調され、吸排気可変バルブタイミング機構、排気側の2段階バルブリフト量可変機構を備え、電子制御化されたクーラント制御の採用や徹底した内部損失の低減などによって、パフォーマンスと環境性能を高い次元で満たすスポーツエンジンとなっており、0-100km/h加速タイムは4.6秒だ。
このエンジンに組み合わされる4モーションはRパフォーマンス・トルクベクタリングを備え、左右後輪のトルク配分を0~100%の間で調整可能。
シャシー全般を電子制御する頭脳ビークル・ダイナミクス・マネージャーは、電子制御ディファレンシャルロックXDSやDCCの統合制御に加えて、4モーションも統合的にコントロールすることで、限界的な旋回性能をさらに高いレベルへ引き上げているという。