旧車乗りの食指が動く可能性について考える【ヒョンデ・コナ長期レポート#4】
公開 : 2025.01.15 11:45
EVも内燃機関搭載車に似ているスタイルに?
持続可能な社会の実現のためにカーボンニュートラルを目指す世界の中で、内燃機関搭載車からEVなどへのシフトが着々と進んでいる。
そのような状況の中で、既存のクルマと同じようなプロポーションで、運転した感じも似たようなモデルが主流となっており、コナもエクステリアのディテールで個性豊かな未来的スタイリングを表現しているが、よく見れば伝統的なSUVシェイプを保っており、過度にEVらしさをアピールしていない点を強みとしている。
旧車乗りはイイ意味でヘンタイなので、EVは見た目も乗り味も独自性を出したほうが売れるのでは? などと思ってしまうが、当然のことながら庶民の足として使われる乗り物はコンサバであるべきなので、EVであっても冒険しないほうがいいというメーカーの経営判断は正しいといえるだろう。
先日開催された東京オートサロン2025に行ったら、ヒョンデの新型スモールEVであるインスターが展示されていたが、その遊び心に溢れたユニークなデザインは馴染み深いものだった。
これからリリースされるヒョンデ製EVのデザインがどのように推移していくのか分からないが、もしかしたらフロントフェイスがロボコップのようになっているコナが最も先鋭的なスタイルのモデルだった……ということになるのかもしれない。
そうなったらコナに対してヘンタイ旧車乗りの食指が動く可能性があるので、今後の展開が楽しみだ。