力強いデザインの中型SUV、低価格を武器に登場 ダチア新型「ビッグスター」約480万円から欧州で
公開 : 2025.01.17 06:05
エンジン、デザイン、インテリア
ビッグスターは、ルノー・日産・三菱アライアンスのCMF-Bプラットフォームを使用している。
最上位のハイブリッド155は、4気筒ガソリンエンジン(単体の最高出力108ps)に2基の電気モーター(50psの駆動用モーターと高電圧スタータージェネレーター)、1.4kWhのバッテリーを組み合わせている。このセットアップを採用したモデルはルノー・グループとして初めて。

ハイブリッド155は6速ATを介して合計出力155psを発生し、これまでのダチアで最もパワフルな量産車となる。また、走行時間のうち80%を電気のみのEVモードで走行できるという。
TCe 140は、48Vマイルドハイブリッドの1.2L 3気筒ターボガソリンエンジンにより最高出力140psを発生する。ベースのTCe 130では四輪駆動が特徴だ。いずれも6速MTのみの設定となる。
ダチアによれば、ビッグスターは「広さ、人間工学、快適性」を重視しているという。従来よりも厚いガラス、改良された防音パッド、シート、デュアルゾーン・クライメート・コントロールなど、CセグメントSUVを求める「顧客の期待に応える」装備機能が採用されている。
ハイマウントのダッシュボードには、中央に10.1インチのタッチスクリーンが配置され、スマートフォンのミラーリング機能が標準装備されている。
トランク容量は5人乗車時で667Lと、ライバルのプジョー5008やスコダ・コディアックと同等だ。
ダチアのデザイン責任者であるデビッド・デュラン氏は、ビッグスターについて次のように述べている。
「Cセグメントではクルマを目立たせる必要がある。タフな外観を持ちながら車内が広く、魅力的な機能性も備えた、他とは少し違ったクルマが良い。また、手頃な価格という当社のポジショニングにも合致する」
「我々はクルマを道具として使ってもらいたいと考えており、タフなデザインは理にかなっている。わたしは古いランドローバー・シリーズIIを持っているが、どこでも使える頑丈な道具の好例だ。このようなデザインが大好きで、当社のクルマにも取り入れようとしている。お客様には当社のクルマに誇りを持ってもらいたい。見栄えを良くするためには、必ずしも超高級車である必要はない」
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