ツインは0-100km/h 4.9秒 ボルボXC40 リチャージ UK中古車ガイド ソフトのエラーにご用心
公開 : 2025.01.30 19:05
新車時代のAUTOCARの評価は?
ボルボXC40 リチャージP8は、印象的な技術を実装したフラッグシップ。必要以上の圧倒的パフォーマンスを叶えた、高価なクロスオーバーともいえる。より安価で速くない仕様の方が、理にかなうことは間違いないかもしれない。(2020年9月29日)

オーナーの意見を聞いてみる
エイドリアン・スネリウス氏
「2021年に、ファミリカーとして新車のXC40 リチャージを購入しました。それ以来、英国各地を運転し、今の走行距離は8万kmを超えています。(グレートブリテン島の北にある)アウター・ヘブリディーズ諸島も訪れましたよ」

「車内は、大人2名と子ども2名、ラブラドールレトリバーを乗せるのに充分な広さがあります。テスラ・モデルXより好きですね。年間のメンテナンス費用は150ポンド(約3万円)くらい。テールゲートのストラットが故障しましたが、補償で交換できました」
「もっぱら街なかの充電器を頼っていますが、自宅より電気代は高め。充電速度は余り速くなく、航続距離は320kmくらいです。もう少し走れると良いのですが」
購入時に気をつけたいポイント
パワートレイン
モニターに駆動システムのエラーが表示されると、走行不能な状態になる。走行中にエラーが発生すると、セーブモードに入ることも。
原因はソフトウエアの不具合が多く、ディーラーで再起動すると治ることが殆ど。システムをオフにしたり、長時間放置しているだけで、自然に解決することもあるようだ。
ソフトウエア

走行中に、インフォテインメント・システムが固まる場合がある。ソフトウエアの不調で、カーナビやスポティファイなどが使えなくなることも。
バッテリー管理システム(BMS)にエラーが生じると、充電できなくなる。解決には、正規ディーラーでメンテナンスを受ける必要がある。
サスペンション
後期型では、フロント・サスペンションのマウントとストラットに不具合が起きがち。凹凸を越えてコツコツ、バンバンと異音が聞こえる場合は、ディーラーで点検を受けたい。ボルボ側は、この症状が多いことを理解しており、対応してくれるはず。
ブレーキ
減速時は、主に回生ブレーキが働くため、従来の摩擦ブレーキは出番が少ない。雨や雪の後は、エンジンモデルより錆びがち。キャリパーの固着にも注意したい。バッテリーEVでは共通の悩みといえる。
ボディ
ストラットが故障し、電動テールゲートが開かなくなることがある。しかし、手動で開くことは可能。取扱説明書を確認したい。プラスティック製ストラットは、ディーラーで金属製に交換してくれるようだ。
画像 ツインは0-100km/h 4.9秒 ボルボXC40 リチャージ クーペのC40 最新EX30とEX90も 全130枚
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