マクラーレン675LTは250台の限定生産
公開 : 2015.02.12 22:50 更新 : 2017.06.01 02:11
マクラーレンは、3月に開催されるジュネーブ・モーターショーで、歴史に残るモデルである “ロング・テール” F1 GTRからネーミングをとった675LTを発表する予定だが、そのスクープ・ショットをオランダのメディアが捉えることに成功した。”ロング・テール” F1 GTRは言うまでもなく、1997年のル・マンのためのモデルである。この輝かしいネーミングを与えられた675LTは、現行の650Sよりも、よりサーキットでの走行に焦点を絞ったモデルである。
スクープ・ショットでは、フロントのバンバーに違いを見ることができる。また、新しく低い位置に開けられたエア・インテークを持つ。更に、そのネーミングの由来となったロング・テールが与えられるのも、今回のスクープ・ショットで明らかになった。
エンジンは、基本的に650Sに搭載される3.8ℓツインターボV8だ。しかし、その名前にある最初の数字の3桁、675が示すように、そのパワーは恐らく675psにまで上げられているようだ。当然ながらパフォーマンスは、650Sの0-100km/h加速3.0秒、最高速度333km/hを越えるものと予測される。
また、そのボディ・ウエイトも1330kgの650Sよりも100kgほど軽いとされている。幾つかの要素は、昨年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでデビューした650S GT3から移植されることとなる。
なお、そのロング・テール化によって、ダウンフォースは最高40%も増大するという。
この675LTは、サーキット走行を重視したモデルではあるものの、合法的なロード・ゴーイング・カーになる予定。従って、昨年デビューしたサーキット専用モデルの650Sスプリントとは性格が若干異なるようだ。また、その生産台数も250台ということが明らかになっている。
ちなみに、マクラーレンは、現在650Sの上に位置するスポーツカーも開発中だ。うまく行けば、4月のニューヨーク・モーターショーで登場する予定。CEOであるマイク・フルウィットによれば、このP15と呼ばれるモデルは、P1と650Sの間に位置するモデルで、価格はおよそ£400,000(7,000万円)であると語っている。