スマート・フォーツー0.9 90ツイナミック
公開 : 2015.02.12 23:20 更新 : 2017.05.29 18:43
■どんなクルマ?
このページでテストするのは0.9ℓ 3気筒ガソリン・ターボを搭載した90psのフォーツー。
先刻テストしたばかりのスマートとスペックは同じではあるけれど、英国の道でどのような成績を残すのかを見ていくことにしよう。
テスト車両の ‘Proxy(プロクシ)’ なるグレードは、もっとも装備が充実していることを意味する。オート・エアコン、ブルートゥース/USB接続、クルーズ・コントロール、レーン・キープ・アシスト、シート・ヒーター、パノラミック・ルーフ、スポーツ・サスペンションが標準装備となることから、メーカーの宣言どおりといえるだろう。
ターボ・エンジンとオートマティック・トランスミッションを組み合わせた場合の車両価格は£12,615(231万円)。日常の ’アシ’ として使うにしては、堂々たる価格であるといえる。
しかし同等のスペックであるフォルクスワーゲンUp!の車両価格が£11,890(218万円)ということを考えると、さほど高価なものではないのかもしれない。
ちなみに、Up!にも標準で衛星ナビゲーションやDABラジオが装着されているけれど、オート・エアコンはオプションとなる。
フォーツーの方がより小さく、そしてより個性的であることも頭の片隅に置きながら、いよいよテストといこう。
■どんな感じ?
新型スマートは、独特なキャラクターと運転した際の楽しさに満ち溢れているのは、3日前の記事でお届けしたとおり。
ターボ加給の施されるエンジンによる推進力は十分に力強く、追い越しを試みる際に心の準備をする必要もなくなっている。
先代の5速セミATから置き換わった6速デュアル・クラットATの仕事ぶりは、現行スマートの強みのひとつだ。継ぎ目の(ほとんど)ない変速は、スマートの身軽さに磨きをかけている。