2025年版 ヒット間違いなし! 大注目の欧州コンパクトSUV 10選

公開 : 2025.02.02 18:05

見た目も性能もコスパも「妥協」したくない! 運転しやすく、デザインもおしゃれな欧州のコンパクトSUVを10台ピックアップ。いままさにトレンドの真っ只中にいる人気モデルたちだ。

おしゃれ+高性能 トレンドの真ど真ん中

近年、コンパクトSUVはますます人気を集めるようになり、世界的に見ても販売チャートの上位を独占することも多い。

コンパクトSUVの魅力は何か? それは、前方の道路を一望できる見晴らしの良さ、適度なサイズ感、広々とした車内空間、重すぎない車体、コストの安さ、そしてSUVらしい力強い外観だ。

デザイン、インテリア、性能、乗り心地、コストパフォーマンスなどさまざまな観点から、特に優れた10台を紹介する。
デザイン、インテリア、性能、乗り心地、コストパフォーマンスなどさまざまな観点から、特に優れた10台を紹介する。

今回はAUTOCAR英国編集部が、英国で販売されているコンパクトSUVの中から、それらの要素をうまく併せ持つベスト10を選出した。これまでは日産ジュークのようなモデルが王座に君臨していたが、現在はダチア・ダスターが先頭を走っている。

この記事では、デザイン、インテリア、性能、乗り心地、コストパフォーマンスを点数付けし、それに基づいてランキングを作成した。また、各モデルのおすすめポイント(最大の特徴)を示した。全車、AUTOCAR英国編集部が実車を試乗した上で評価している。装備や機能、オプションなどは英国仕様となる。

1. ダチア・ダスター

デザイン9(点数) インテリア6 パフォーマンス7 乗り心地&ハンドリング7 コスト10
長所:コストパフォーマンスが高い 運転が楽しい 4WD仕様は本格的なオフロード性能を備えている
短所:内装がやや雑 ところどころ安っぽい ユーロNCAPの評価が低い
おすすめポイント:コストパフォーマンス

ダチア・ダスターは必要な機能すべてを備えたクルマだと言う人もいるくらいで、AUTOCARもそれに異論を唱えるつもりはない。広々としていて大きく、過去数世代で大幅に改良されている。

1. ダチア・ダスター
1. ダチア・ダスター

車内はファミリー向けSUVとして十分な広さと実用性を備え、乗り心地はソフトで快適である。オフロードでも使用できる。

ダスターには3種類のエンジンが用意されている。ガソリンとLPGの両方に対応する1.0Lのバイフューエルエンジン、1.2Lのマイルドハイブリッド、そして1.6Lのフルハイブリッドである。

AUTOCARは低燃費な1.2Lマイルドハイブリッドを選ぶだろう。

つまるところ、ダスターは少なくともヒョンデコナと同等の性能を持ちながら、価格はそれよりも数千ポンド安い。これには反論の余地がない。

2. 日産キャシュカイ

デザイン7 インテリア8 パフォーマンス7 乗り心地&ハンドリング8 コスト9
長所:好感の持てるインテリア あらゆる状況で快適 インフォテインメントは使いやすい
短所:マニュアル・トランスミッションは扱いにくい CVTは音に難あり 時代遅れに感じる部分も
おすすめポイント:オールラウンドな能力

先代モデルのキャシュカイは、同クラスの販売チャートのトップを走り続けた。そして新型の第3世代モデルは、新しい軽量シャシー、より広々とした車内、大幅に改善されたダイナミクスなどを備え、走り出しから期待に応えてくれた。

2. 日産キャシュカイ
2. 日産キャシュカイ

刺激的な走りを楽しめるような装備はほとんどなく、1.3Lのマイルドハイブリッド付きガソリンエンジンも、新しいeパワーハイブリッドも、やや息切れ気味だ。しかし、期待すべきものが違う。

パフォーマンスやハンドリングはキャシュカイの本質ではない。キャシュカイに試乗したAUTOCAR英国編集部の記者は、「家族向けに非常によく考えられた設計で、装備も充実しており、購入や運転にかかる費用もわずか」と述べている。普段使いする実用車として妥協はない。

インテリアは他車ほどスタイリッシュではないが、使われている素材は上質で、造りもしっかりとしており、(タッチセンサーばかりではなく)多数の物理ボタンがあるおかげで非常に使いやすい。

発売初期のモデルは、使い勝手は十分良かったが、やや時代遅れに見えるマルチメディア・システムを搭載していた。2年ほど経ってマイナーチェンジが行われ、上位グレードには見た目が大幅に良くなった新システムが導入された。

決して画期的なモデルではないが、顧客のニーズをよく理解していることは明らかだ。プレミアムカー以外のカテゴリーでは、なかなか太刀打ちできるモデルはないだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    英国編集部ライター
  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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