ジャガーF-ペース、続報
公開 : 2015.02.13 22:20 更新 : 2017.06.01 02:11
ジャガーとしては、このF-ペースを、登場したばかりのXEを加えて、セールスの2本柱にしたいと考えている。とりわけ、中国とアメリカといった主要なマーケットにおいて、強い武器になるものと予測している。JLRのグローバル・オペレーション・ディレクターであるアンディ・ゴスは、このF-ペースの売り上げが、年間£35億(6226億円)を計画している新車開発の費用捻出に大きな力となるという。
F-ペースのデザインは、2013年にイアン・カラム率いるデザイン・チームが担当したもの。レンジローバー・イヴォークとほぼ同じサイズで、長さのみが400mmほど長い。カラムは、そのデザインについて、F-タイプと共通のテイストを盛り込むのに時間を要したという。
ジャガーは、このF-ペースを新しいソリハル工場で生産する予定で、2016年の早い時期にプロダクション・モデルがディーラーに並ぶスケジュールで進行している。
以下は、グローバル・オペレーション・ディレクターのアンディ・ゴスとの一問一答。
F-ペースという一風変わったネーミングは?
それについては沢山の議論があった。われわれとしては、このF-ペースとF-タイプの関連性を印象付けたかったから、という意図がある。また、ペースという言葉は、パフォーマンスを意味する。そして、有名なスローガン、”グレイス、ペース、スペース” で使っていた単語でもある。
ジャガーのレンジ展開でF-ペースの果たす役割は?
このSUV市場は、ここ5年で3倍に膨れ上がっている。したがって、XE同様に非常に重要な役目になると思っている。販売は、中国、アメリカ、そしてヨーロッパ市場がメインであり、それはわれわれにとって非常に重要な市場でもある。
ランドローバーとのシェアを食い合う心配は?
まったくしていない。まず、そのデザイン・テイストが全くことなること。そして、ランドローバーがオフロードのパフォーマンスにフォーカスしているのに対し、F-ペースはハイウェイでの使用するようなユーザーがターゲットとなると予測している。
昨年はXEも、そしてこのF-タイプもまだ市場に出ていないが、どういう年だった?
それでも、売り上げは9%増で、462,378台のセールスを記録した。これはここ10年で最高の年であったといえる。今年は、12のアクションを起こす予定で、会社の歴史上初めて500,000台のセールスを突破できることを、今から期待している。