アット3の弟 BYDアット2へ試乗 競合ひしめく混戦クラスへ マイク付きカラオケ機能も
公開 : 2025.02.28 19:05
市場規模の大きいクラスへ投入されるアット2 余裕ある車内空間 マイク付きカラオケ機能も 速度上昇は滑らか リモート感の強いステアリング 少し落ち着かない乗り心地 英編集部が評価
もくじ
ー従来以上に重要なアット2 競合ひしめくクラスへ
ー余裕ある車内空間 マイク付きカラオケ機能も
ー速度上昇は滑らか リモート感の強いステアリング
ー落ち着かない乗り心地 必要条件は満たす
ーBYDアット2 ブースト(欧州仕様)のスペック
従来以上に重要なアット2 競合ひしめくクラスへ
BYDにとって、アット2は従来以上に重要なモデルだ。既存のドルフィンとアット3の間に収まる電動クロスオーバーで、競争も激しいが、市場規模は小さくない。
このクラスには、シトロエンe-C3 エアクロスにジープ・アベンジャー、プジョーE-2008など、数え切れないほどのモデルがひしめく。そんな中で、クラス最高のインテリアと実用性、コストパフォーマンスが掲げられている。

当初、欧州市場へ導入されるのは、45.1kWhの駆動用バッテリーを積んだ仕様のみ。駆動用モーターは1基で、最高出力は176ps。航続距離は321kmがうたわれる。追って50kWhを超え、パワフルなロングレンジ版も届けられるという。
基礎骨格は、BYDのe-プラットフォーム3.0。サスペンションは、前がマクファーソンストラット式、後ろがトーションビーム式となる。
スタイリングは、アット3へ雰囲気が近い。ヘッドライトはLEDでスリム。テールライトは中国結びと呼ばれる、編み紐のようなパターンで灯る。アルミホイールは17インチを履く。
整った仕上がりで印象は悪くなく、BYDらしさがあると思う。ドアは、ドスンと閉まる。だが、ライバル以上の魅力を感じるかどうかは、人それぞれだろう。全長4310mm、全幅1830mm、全高1675mmというサイズで、アット3より145mm短い。
トリムグレードは、アクティブとブーストの2段階があるが、英国仕様は後者のみ。8.8インチのメーター用モニターと、縦横に回転する10.1インチのタッチモニターは標準。追加予定のコンフォート・グレードでは、12.8インチへ拡大する。
余裕ある車内空間 マイク付きカラオケ機能も
後ろから車内を見ていこう。荷室容量は400Lあり、多くの競合を上回る。後席の背もたれを倒すと1340Lへ拡大でき、床面部分の高さを調整できる。
後席側は、身長が180cmを超える大人でも快適だが、フロアの位置が高めでリラックスした姿勢は取りにくい。シートは、座面のサポート性が余り優れない。パノラミックガラスルーフが備わり、開放的な雰囲気ではある。

前席の空間はゆったり。ヒーター内蔵のシートは、本皮そっくりな人工皮革張りで、シフトセレクターはクリスタル調。ダッシュボードはシンプルで好ましいが、印象を残すインテリアデザインではないだろう。運転の集中を乱さないとはいえるが。
内装素材は、ソフトタッチ加工された部分が多く、安普請な感じはない。装備は充実し、マイクが付属するカラオケ機能などは面白い。実際に、どの程度の人が利用するのかは別として。
インフォテインメント・システムは音声操作に対応し、ソフトウェアは無線でアップデートできる。画面は高精細で、アップル・カープレイとアンドロイド・オートにも無線で対応する。
システム自体は、アンドロイドがベース。明るい色調のグラフィックは見やすいが、メニュー構造は複雑。アイコンが小さすぎ、運転中は必要な項目を見つけにくい。
一方、エアコンには実際に押せるハードスイッチが用意されている。タッチモニターを3本の指でスワイプすると、温度や風量を変更できるショートカットも備わるが、結局はダイヤルの方が使いやすい。
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