365日頼れるステーションワゴン スバル・フォレスターへ英国試乗 大改善の新ステアリング

公開 : 2025.02.17 19:05

1年中頼れるファミリー・ステーションワゴン

スバルらしく、思慮深い改良が加えられた6代目フォレスター。操縦性は格段に良くなり、長距離での快適性も明らかに向上している。信頼性や完成度の高さという、これまでの強みにも変わりはなさそうだ。

1年中頼れるファミリー・ステーションワゴンとして、フォレスターが支持を集める理由は理解できる。たとえ吹雪の中でも、安定して目的地を目指せる。積載量もクラストップといっていい。

スバル・フォレスター e-ボクサー・フィールド(英国仕様)
スバル・フォレスター e-ボクサー・フィールド(英国仕様)

1997年以来、フォレスターは500万台が作られてきた。アメリカやオーストラリアの奥地でも元気に走り回ってきたという事実が、とても心強い。グレートブリテン島の環境など、小手先でまかなえそうだ。

◯:運転席からの優れた視界 開放的で広々とした車内 賢明なインテリアのレイアウト 大幅に改善したステアリング 向上した品質
△:スタイリングは魅力に欠けるかも 伸び悩む燃費 面白みの足りない運転体験

スバル・フォレスター e-ボクサー・フィールド(英国仕様)のスペック

英国価格:4万440ポンド(約789万円)
全長:4670mm
全幅:1830mm
全高:1730mm
最高速度:188km/h
0-100km/h加速:12.2秒
燃費:12.4km/L
CO2排出量:183g/km
車両重量:1717kg
パワートレイン:水平対向4気筒1995cc ターボチャージャー+電気モーター
使用燃料:ガソリン
最高出力:135ps/5600rpm
最大トルク:18.4kg-m/4000rpm
ギアボックス:CVT(四輪駆動)

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・プライヤー

    Matt Prior

    英国編集部エディター・アト・ラージ
  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    AUTOCAR UK Editor-in-chief。オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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