【年10万台の生産体制】マツダ、タイでの生産・販売を強化 5車種の電動車導入
公開 : 2025.02.18 08:05
マツダがタイでの生産体制と販売を強化します。現地での小型SUVを年間10万台生産体制を整備する他、中国で生産しているBEV『マツダ6e』など、5車種の電動車のタイへの導入を発表しました。
タイに小型SUV生産拠点を整備
マツダとマツダセールスタイランドCo., Ltd.(マツダタイランド)は、2月14日にタイ・バンコクで記者会見を行った。
マツダがこれまでタイで培ってきた現地サプライチェーンの強みを活かし、50億バーツ(約225億円)を投資、タイの生産拠点オートアライアンス(タイランド)Co., Ltd.を年間10万台の新型小型SUV生産ハブとして整備することを発表した。

これにより、日本や今後も安定した成長が見込まれるASEAN市場などへの輸出拠点として強化するとともに、マツダが過去70年にわたり参入してきたタイ市場での販売も強化する。
タイでの電動化ラインナップを拡充
加えて2025〜2027年にかけて、BEVを2車種、PHEV 1車種、ハイブリッド車2車種の計5車種を導入、電動化が進展するタイにおいて、より多くの客層に選ばれるよう電動化ラインナップを拡充していく。
このうちの1つが新型BEV『マツダ6e』で、重慶長安汽車股フン有限公司(長安汽車)との中国合弁企業である長安マツダ汽車有限公司で生産される。(フンはにんべんに分)

タイ向けのマツダ6eは2025年中に発表される予定。マツダの強みであるデザイン、人馬一体の走行性能、クラフトマンシップと、長安汽車が有する電動技術やスマート技術を融合させた最新の電動車だ。
マツダと長安汽車との長年にわたるパートナーシップの成果であるマツダ6eは、中国の他、欧州、タイへと展開する。
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