2025年版 乗り心地と贅を極めた高級SUV 10選 現代を象徴するクルマ

公開 : 2025.02.22 18:25

多用途性、走行性能、デザイン、インテリアの質感などさまざまな観点からAUTOCAR英国編集部おすすめの高級SUVを10台紹介する。どれも高価だが、大抵のニーズに対応できてしまう驚異的なクルマである。

あらゆる欲望を叶える贅沢なクルマ

物価の高騰や気候変動への懸念が続く中、最高級の大型SUVの販売が過去最高を記録しているのは、混迷を極める現代を象徴する現象である。

大型SUVは、特に贅沢な装備が施され、高級セダンのような快適な乗り心地と洗練されたドライバビリティを兼ね備えている。

AUTOCAR英国編集部おすすめの高級SUVを紹介する。
AUTOCAR英国編集部おすすめの高級SUVを紹介する。

また、7人乗りの場合でも余裕のスペースを確保しているモデルが多く、贅沢品という見方もあるにせよ、その多用途性や高度な技術力には疑いの余地がない。

そして、舗装されていない道を進む能力についても忘れないでほしい。ただし、ダイヤモンドカットの21インチアルミや特別注文のマット塗装を、泥や岩、雑木にぶつけたいかどうかは、また別の問題だ。

今回はAUTOCAR英国編集部が高級SUVのベスト10を厳選したが、トップに選んだのはランドローバーレンジローバー・スポーツだ。ポルシェメルセデス・ベンツボルボなどのライバル車に勝る理由については、以下をお読みいただきたい。

1. ランドローバー・レンジローバー・スポーツ

デザイン:8点 インテリア:9点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:9点 コスト:7点
長所:際立った洗練性 幅広いダイナミック性能 機能満載のインテリア
短所:エクステリアデザインが気に入らない人も多い 高価 ランドローバーの信頼性は低い
最大の特徴:オールラウンドな性能

多くのブランドがこの市場に参入し、競争が激化しているが、高級SUVの王者であるレンジローバーを倒したブランドはまだない。

1. ランドローバー・レンジローバー・スポーツ
1. ランドローバー・レンジローバー・スポーツ

「レンジローバーは、優れた機械的洗練性とスムーズなドライバビリティ、豪華なインテリア、妥協のない多用途性、そしてドライバーを魅了し満足させる能力で特に高く評価されている」
――マット・ソーンダース、ロードテスト編集者

今回、AUTOCAR英国編集部はレンジローバー・スポーツを選んだ。客観的に見て、大型で価格もはるかに高い兄貴分レンジローバーよりも完成度が高く、購入する価値がある。

第3世代となる現行型レンジローバー・スポーツは、これ1台であらゆるニーズに対応できる。高級感あふれるデザイン、圧倒的なオフロード性能、そして快適な乗り心地も期待できる。

サイズの割に、コーナーでも俊敏でダイレクトな走りをみせ、その名に恥じない。さらに、最高級の車内空間、洗練性、贅沢な雰囲気も備えている。ランドローバーの最新13.1インチ「Pivi Pro」インフォテインメント・タッチスクリーンは、待ちに待った装備だ。

エンジンは多種多様で、6気筒ガソリンエンジンやディーゼルエンジン、マイルドハイブリッド、最大122kmの電気航続距離を誇るプラグインハイブリッド(PHEV)なども用意されている。さらにパワフルな走りを求める人には、BMW製の4.4L V8エンジンを搭載したモデルがあり、最高出力530psの仕様と、635psのフラッグシップモデル「SV」が選択できる。

記事に関わった人々

  • ジェームス・ディスデイル

    James Disdale

    英国編集部ライター
  • ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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