2025年版 乗り心地と贅を極めた高級SUV 10選 現代を象徴するクルマ

公開 : 2025.02.22 18:25

4. ランドローバー・ディスカバリー

デザイン:8点 インテリア:9点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:9点 コスト:8点
長所:オフロード性能 素晴らしい、ゆったりとしたドライバビリティ 本格的な7人乗りとしての使い勝手
短所:リアのスタイリングがまだしっくりこない ライバル車の方が燃費が良い ランドローバーの信頼性は低い
最大の特徴:車内の広さ

2017年より第4世代として販売されている現行型のランドローバー・ディスカバリーは、依然として高級SUVクラスの上位に位置している。

4. ランドローバー・ディスカバリー
4. ランドローバー・ディスカバリー

「万人向けというわけではないが、アマゾン全域で使用できるような幅広い性能を必要とする人にとっては、ディスカバリーは比類のない素晴らしい製品である」
――サム・フィリップス、常勤ライター

ディスカバリーは、機能的で控えめなインテリアに最大7人まで座れるシートを備えている。現在販売されている高級SUVの中でも最も広々として実用的なモデルの1つで、5人乗りの場合は1137Lものトランクスペースがあり、7人乗りにしてもコンパクトカーを上回る広さを誇る。

しかし、これほどのサイズと重量があるため、燃料消費はかなり激しい。そのため、ディスカバリーは決して維持費が安いクルマではない。レンジローバー・スポーツほどエンジンラインナップが充実しているわけではなく、4気筒および6気筒ディーゼルエンジン、4気筒ガソリンエンジンが用意されているが、PHEVはない。

加速が速いわけでもなければ、ハンドリングも特にダイナミックというわけではない。しかし、AUTOCARの考えでは、大型のSUVとして愛情を得るためにこれ以上の性能や機能は必要ない。ディスカバリーは間違いなく、愛されるクルマの条件を満たしている。

実際、レンジローバーというブランドが持つステータスを必要としないのであれば、ディスカバリーは同社のラインナップの中で最も完成度の高い製品と言える。

5. アウディQ7

デザイン:8点 インテリア:8点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:7点 コスト:8点
長所:際立ったキャビンの洗練性 圧倒的な素材の質感 他の7人乗りSUVよりも広い車内
短所:アシスト重視でダイレクト感のないステアリング ハンドリングの繊細さがない
最大の特徴:洗練性

Q7は洗練された魅力的なSUVであり、自信に満ちたオーラを放っている。

5. アウディQ7
5. アウディQ7

「Q7は実用性に優れ、パワフルで、上品なクルマであり、見事に設計されたキャビンを備えている」
――マット・ソーンダース、ロードテスト編集者

広々とした車内には高品質な素材が使用され、洗練性と遮音性も非常に高い。現代の上級ファミリーカーに求める要素をすべて備えているといっても過言ではないだろう。

Q7は、滑らかで落ち着いた走りが一番の得意分野だ。標準装備のエアサスペンションで快適な走行を実現し、優れた静粛性により長距離走行の疲れを軽減してくれる。

欠点もある。典型的なアウディらしく、運転感覚はかなり無愛想に感じられる。ハンドリングはグリップが効いているが、面白みに欠ける。また、このクラスのクルマが持つべきカリスマ性も少し足りない。

しかし、アウディのラインナップでは、Q7と関連性の深いRS Q8が最高出力600psの高性能モデルとして存在し、Q7の欠点を補っている。

記事に関わった人々

  • ジェームス・ディスデイル

    James Disdale

    英国編集部ライター
  • ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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