【大胆不敵なスピリット】ロールス・ロイス・ブラック・バッジ・スペクター 史上最もパワフルで大胆
公開 : 2025.02.20 06:45
ロールス・ロイスはあらゆる面で同社史上最もパワフルで大胆なモデル「ブラック・バッジ・スペクター」を発表しました。ブランドのオルターエゴをさらなる高みへと昇華させたモデルとなっています。
ブラック・バッジ・スペクター
ロールス・ロイスは、ブランドのオルターエゴをさらなる高みへと昇華させたブラック・バッジ・スペクターを発表した。
大胆なエクステリア仕上げ、鮮やかなインテリアのディテール、そして革新的なビスポークの可能性を兼ね備えたこのモデルは、最高出力668ps、最大トルク109.62kg-mというパワーを発揮することにより、ブラック・バッジ・スペクターは史上最もパワフルなロールス・ロイスとなるという。

ブラック・バッジ・スペクターは、あらゆる面でロールス・ロイス史上最もパワフルで大胆なモデルだ。大胆不敵なスピリットを持つ顧客の要望に応えて誕生したこのモデルは、その精神を完璧に映し出しているという。
ブラック・バッジの顧客は、ロールス・ロイスの中でも特別な存在で、限界を押し広げながら成功を築いてきた彼らは、ラグジュアリーに対しても従来の常識には縛られず、究極のクラフツマンシップが息づくプロダクトと妥協のない体験を追求する一方、自らの世界観、ストーリー、そして大胆不敵な精神そのものを体現する、ダイナミックなエッジとゆるぎない個性を追求すると彼らはいう。
このような強力なパワーをもつモデルを製造する決断は、ブラック・バッジの顧客からの並々ならぬ期待に強く後押しされたものだ。顧客からの緻密な要望に応えるためには、その期待と同等の圧倒的なエンジニアリングの対応が必要とされ、それはロールス・ロイスのブラック・バッジの特徴である「エフォートレスな力強さ、即応性、精度」への深い理解に基づいている。
この理念が顧客の実際の使用状況を正確に反映していることを確認するため、ロールス・ロイスのエンジニアは複数のオーナーから匿名化された走行データへのアクセス許可を得た。
これにより、ドライブトレインのスペシャリストが数十万マイルに及ぶ運転行動を定量的に分析することが可能となり、分析の結果、顧客は長時間よりも、短いパワーパルスを最大限に活用していることが明らかになったと述べている。
このインサイトは、今回のロールス・ロイスのアプローチを強く裏付けるものとなり、この大胆な顧客グループをイメージして入念に開発された、ブランド史上最もパワフルで、ドラマチックかつ強烈な本モデルの特徴と完璧にマッチしていると説明した。
圧倒的なパワーの活用
ブラック・バッジ・スペクターでは、二つのパワートレインの技術革新により、圧倒的なパワーを瞬時に発揮するというコンセプトが徹底的に追求されている。
これらの機能はロールス・ロイスの自動車としては新しいものだが、そのルーツはブランドの歴史に刻まれている。伝説的なスーパーマリン・スピットファイアをはじめとするロールス・ロイスのマーリン・エンジンを搭載した航空機では、パイロットがスロットル・クアドラント(スロットル・レバーの基部)にあるスイッチを押すことで、瞬時に追加のパワーを得ることができた。

堅牢なマーリン・エンジンはこのような一時的な出力の増加にも容易に対応でき、パイロットは着陸時にこの機能を使用したことを航空エンジニアに報告する義務があったというが、しかし、今日のブラック・バッジ・スペクターのドライバーには、その必要はない。
一つ目のイノベーションは、ロールス・ロイスのブラック・バッジを象徴するインフィニティ・シンボルに敬意を表した、独自の「インフィニティ・モード」だ。
ステアリング・ホイールに備わるインフィニティ・ボタンを押すことでこのモードが作動し、668psの最高出力が解放され、よりダイレクトなスロットル・レスポンスを実現。このモードを有効にすると、走行状況の変化に連動して計器類の表示がより鮮やかに彩られる。
二つ目には、強烈かつ瞬時の加速を体験することができる「スピリテッド・モード」が搭載された。この機能を作動させるには、停止している状態でブレーキとスロットルを同時に完全に踏み込み、車の準備完了を知らせる触覚的および視覚的なレスポンスを確認した後、ブレーキを完全に解除することにより、トルク出力は109.62kg-mという画期的な数値にまで一時的に増幅され、圧倒的な推進力が解き放たれ、0-100kmを4.3秒で駆け抜けることができる。