ジャガー、F−ペース・ベースのEVを開発

公開 : 2015.02.19 22:40  更新 : 2017.06.01 02:11

ジャガーはF-ペースをベースとしたEVの開発に取り組んでいるという。およそ480kmの航続距離を持つモデルだ。

JLRはキャンセルされたC-X75でエレクトロニック・トランスミッションの開発に携わった経験がある。オックスフォードシャーでウイリアムズとの共同で開発されたものだが、その経験を活かそうというものだ。

ジャガーが純粋なEVに取り組むには理由がある。まずひとつは、カリフォルニアを始めアメリカの7つの州で実施されるゼロ・エミッション・ビークル(ZEV)規制がその理由だ。この法律では2018年に販売されるZEVの数が5%、そして2025年には15.4%にまでしなければならないというもの。もうひとつは、ロンドンが中心部にゼロ・エミッション地帯を設けるという動きがあるからだ。

また、このゼロ・エミッション・テクノロジーをランドローバーが流用するという話もある。

昨年AUTOCARがランドローバーのデザイン責任者、ゲーリー・マクガバンに尋ねたところ「信じられないほど豪華で、そして低エミッションのモデル」を考慮しているという発言があった。つまり、JLRは2つのブランドでZEVの開発を進めているということになる。

実際に “グリーン・テクノロジー” に興味を持っているのは、裕福な層だという。また、480kmほどの航続距離を持つZEVの価格クルマに支払うことができるのも、彼ら裕福な層である。

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