2025年版 街乗り&ロングドライブもできる優秀なファミリーカー 10選 大型SUVから小型ハッチバックまで

公開 : 2025.02.23 18:25

8. キア・ソレント

デザイン:8点 インテリア:9点 パフォーマンス:6点 乗り心地とハンドリング:6点 コスト:6点
長所:PHEVでも7人乗り 全車で四輪駆動 質感は見た目以上に良い
短所:ハイブリッドモデルは牽引能力が低い PHEVの電気航続距離が短い 印象の薄い最低地上高
一言で表すなら:「スポーツ・ユーティリティ・ビークル」の「ユーティリティ」を強調した1台

キアが英国市場に参入した当初、7人乗りミニバンのセドナ(韓国ではカーニバルと呼ばれる)を販売していた。ファミリーカーとして確かな地位を築いたが、トレンドは変化し、今ではセドナはほぼ忘れ去られてしまった。

8. キア・ソレント
8. キア・ソレント

代わりに、SUVであるソレントが、韓国ブランドのラインナップにおける大型ファミリーカーの役割を担うようになった。

「主にソフトで快適性を重視したセッティングであるため、濡れた路面では意図したラインとズレることもあるが、動きを予測しやすく安定性は保たれている」
――マット・ソーンダース、ロードテスト編集者

ソレントは、おなじみの2.2Lディーゼルに加え、洗練されたハイブリッドおよびPHEVが用意されている。機械式4WDも選択可能だ。

PHEVモデルであっても、7人乗りの3列シートと4WDを組み合わせることができる。ただし、電気のみでの航続距離はあまり印象的ではない。

2024年に改良を受けた際、EVのキアEV9と同じ未来的なスタイリングを一部取り入れた。全長4.8mのソレントの車体にはよく似合う。

インテリアの品質は高く、いつか博物館の展示物となってからも問題なく動作し続けるだろう。もちろん、心強い7年間/10万マイルの保証付きである。

9. MG HS

デザイン:7点 インテリア:8点 パフォーマンス:7点 乗り心地とハンドリング:6点 コスト:9点
長所:コストパフォーマンスが素晴らしい PHEVモデルは非常に高性能 品質とスタイルが向上している
短所:ハンドリングはまだ洗練性に欠ける インテリア素材はまだ安っぽく感じる ガソリン専用モデルは洗練されていない
こんな方におすすめ:最小限の出費で最高のクルマを手に入れたい人

熱狂的なファンが覚えている昔のスポーツカーブランドとはほとんど関係がないが、クルマのデザインやブランドの歴史のさまざまな要素が組み合わさり、電気で走る現代的なMGが誕生した。

9. MG HS
9. MG HS

2024年に第2世代モデルが登場したMG HSは、予算重視のSUVだ。

「MGは2023年にAUTOCARの姉妹誌『What Car?』によって最も信頼性の低いブランドの第8位に選ばれたが、HSには8年間/8万マイルの保証が付いており、心配を和らげてくれる」
――ジャック・ウォリック、常勤ライター

MGサイバースターのような魅力はないかもしれないが、新型HSは価格以上の魅力を備えた、実力派のファミリー向け5人乗りSUVである。

特に、最高出力300psと電気航続距離120kmを誇るPHEVの魅力は大きく、3万2000ポンド(約610万円)を下回る定価はとても印象的だ。

0-100km/h加速は6.8秒だが、がっつりと楽しめるほどのハンドリング性能はない。

HSは大きくて、安価で、新しいファミリーカーだが、素材の質感や全体的な洗練度にばらつきがある。

最もお得な選択肢はPHEVモデルだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    キースWRジョーンズ

    Keith WR Jones

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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