【これからノスタルジック2デイズに行く方へ】いまや3世代で楽しめる恒例イベントが横浜で開催!

公開 : 2025.02.23 07:30

2025年2月22日から2月23日の2日間、横浜みなとみらいのパシフィコ横浜でクラシックカーの展示イベント『ノスタルジック2デイズ2025』が開催される。その初日の様子を篠原政明がリポート。

今年も盛況をきわめている『日本最大級のクラシックモーターショー』

2025年2月22・23日の2日間、今年も『ノスタルジック2デイズ』(Nostalgic 2days:以下、NOS2デイズ)の時期がやって来た。

いまや、『日本最大級のクラシックモーターショー』と称されているこのNOS2デイズは、毎年2月後半の週末2日間に、横浜みなとみらい地区のパシフィコ横浜で開催されている。

小川和美

芸文社が発行するクラシックカー(旧車)の雑誌6誌が合同で主催するこのイベントは、当初は国産クラシックカーを中心とした旧車ショップの出店が中心だったが、年を重ねるごとにスケールを拡大。輸入車の旧車ショップやパーツメーカー、レストアショップなども出展。最近では国産の自動車メーカーが出展することもある。今年はマツダが出展していた。

今年の会場も、パシフィコ横浜のB-C-Dホールを用いて、総面積は約1.7万平方メートルと広大。そこに、180以上もの車両販売店、物品販売店、出版社や自治体などが出展している。今年の出展台数は現段階では公表されていないが、2024年は過去最高の290台(2輪車や3輪車なども含む)だったから、今年はそれ以上ではないかと思われる。

また、入場者数も昨年は2日間で4万人以上(プレスは含まれない)を記録した。今年も2日間とも好天が予想されていることから、この数字を上回る可能性は高い。実際、この原稿は初日の取材を終えて執筆しているのだが、10時の開場前から入場を待つ人で入口には100mほどの長蛇の列ができるほど。昼過ぎごろには会場の通路は思ったように進むのが難しくなるくらいだった。

楽しみ方は人それぞれ。意外な掘り出し物が見つかるかも……?

さて、広い会場に所狭しとクルマやショップのブースが並んだNOS2デイズは、何も考えずに会場に行くと人並みに流されて、思ったように楽しむことはできないかもしれない。

まずは会場で無料で配られているパンフレットを手に入れ、会場図と出展社リストを確認しよう。会場左端の入口から入ってすぐ左には、一般公募で選出されたオーナー車両によるNOS2デイズ特別企画『選ばれし10台』がズラリと並ぶ。

小川和美

会場中央手前のステージ両脇には、特別展示の車両が。右側の奥には飲食コーナー、その手前には物品販売や出版社のブースが並ぶ。

と、おおよその位置関係を把握して会場を歩いてみれば、お目当てのショップのブースは比較的早めに見つかるはず。それでも会場内は思ったより広いし、展示車両の数は多い。それなら端からぐるっと1周してから、気になったクルマはあとでじっくり見る、というのもありかもしれない。

また、NOS2デイズはクルマだけの展示ではない。旧車用の中古パーツやリビルドパーツの販売なども行われているので、これを目当てに来る人も多い。さらに、旧車に関連したアクセサリーやミニカー、プラモデルなどを販売するショップも数多く出展しており、こちらも旧車以上の人気を集めている。

旧車を手に入れてみたいけれど、予算や保管場所の関係で難しい人。かつて乗っていた旧車のミニカーやプラモデルを探し求めている人。意外な掘り出し物が見つかったりするので、ここを見ていると時間を忘れてしまうこともある。

メインステージでは、ライブやトークショーなども開催される。ホールの外ではJAFのロードサービス検定やペダルカーなど、子ども向けのコンテンツも充実している。

旧車が現役だった世代を知る人から、自分が生まれる前に登場した旧車に想いを馳せる人たち、そしてその子どもたちまで、いまや3世代でも楽しめるノスタルジック2デイズ。

もはや、2月の横浜を代表するイベントのひとつになったといっても、けっして過言ではないだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影

    小川和美

    Kazuyoshi Ogawa

    クルマ好きの父親のDNAをしっかり受け継ぎ、トミカ/ミニ四駆/プラモデルと男の子の好きなモノにどっぷり浸かった幼少期を過ごす。成人後、往年の自動車写真家の作品に感銘を受け、フォトグラファーのキャリアをスタート。個人のSNSで発信していたアートワークがAUTOCAR編集部との出会いとなり、その2日後には自動車メディア初仕事となった。

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