【ニュルSUV最速】新型アウディRS Q8パフォーマンスが発売 最高速度305km/h
公開 : 2025.02.23 18:05
アウディのフラッグシップSUV、Q8シリーズをアウディ スポーツが仕立て直した最強モデル、RS Q8パフォーマンスの発売が開始されました。標準のRS Q8のラップタイムを8秒短縮して、SUVでのニュル最速モデルに躍り出た超弩級SUVです。
標準モデルマイナス8秒のニュル最速SUV
アウディ ジャパンは2月20日、同社のフルサイズSUVクーペ、Q8シリーズのスポーツモデルとして、新型 アウディRS Q8パフォーマンスを発表、全国のアウディ正規ディーラーを通じて販売を開始した。
新型 アウディRS Q8パフォーマンスは、同社のモータースポーツ部門にしてスポーツグレードの開発・製造・販売を担当するアウディ スポーツGmbHの手による最もハイパフォーマンスな市販ガソリンモデルである。

その高性能を持って同モデルは世界で最も過酷なサーキットといわれる、ニュルブルクリンク北コースにおけるSUVクラスの最速ラップタイムをマークした(発表時点)。これは標準モデルのRS Q8よりも約8秒ものタイムを縮めたことになる。
ステアリングは左右から選択可、車両本体価格は2206万円(税込)となる。
アウディ スポーツ史上最強の市販ガソリンエンジン車
新型 アウディRS Q8パフォーマンスに搭載される4.0L V8 直噴ツインターボエンジンは640ps/86.7kg-mを発揮し、0-100km/h加速を3.6秒でこなす。
この大パワーは『クワトロ』フルタイム4輪駆動システムと8速ティプトロニックを通じて前後の車軸に40:60で分配。スリップ発生時には駆動トルクの最大70%を前輪に、そして85%を後輪に適切に伝え、より正確なハンドリングを実現する。

サスペンションにはスポーティさと快適性を両立させる、専用チューニングのRSアダプティブエアサスペンションを標準装備。ダンピングをコントロールし、最大90mmの範囲での車高調整も可能だ。
さらにアクティブロールスタビライザー(eAWS)を装備、2分割されたスタビライザー間には両軸に接続された電動モーターを持ち、路面状況に合わせた制御により、高速安定性と俊敏なハンドリングを両立させている。
また、その高いパフォーマンスに対応するため、リアのスポーツディファレンシャル、10ピストンのキャリパーを備える前440mm、リア370mmローターのセラミックブレーキ、4輪操舵システムを備える。
なお、オプションのスピードリミッターにより、最高速度は305km/hに達する。
スポーティと上質を両立したエクステリア&インテリア
エクステリアもフラッグシップに相応しく、より立体的な形状のハニカムセルを合わせた大型のシングルフレームグリルを持ち、ドアミラーやエアロパーツなどはマットグレーとハイグロスブラックが効果的に配される。
ホイールは23インチ『ブラックポリッシュト6Yダブルスポークデザインアルミホイール』を標準装備(カラーはマットネオジムも選択可)、よりスポーティなY型5本スポークの鍛造ホイールをオプションで用意する。

また、ホイールから覗くアンスラサイトグレーのブレーキキャリパーはオプションでレッドもしくはブルーにも変更できる。
インテリアには、バルコナレザーにハニカムステッチを施した、ベンチレーション付きパーフォレーテッドS スポーツシートを採用し、スポーティで上質な空間を実現している。
また、オプションのRSデザインパッケージプラスを選択すれば、インテリア各部に印象的なカラーアクセント(レッド、グレー、ブルーから選択)が入り、RSロゴがカラーに合わせて刺繍される。
RS専用ビューを備えた12.3インチのアウディバーチャルコックピットプラスRSデザインは、マニュアルモードでの最適なギアチェンジを示すシフトライトインジケーターを備え、レースカーのようにエンジン回転数に呼応して表示が緑から黄色、赤と点滅する。
また、アウディバーチャルコックピット内のシンボルを通じて表示されるローンチコントロールにより、新型 アウディ RS Q8パフォーマンスの潜在的な加速性能を最大限に引き出すことができるという。
ヘッドライトにはアウディ レーザーライトを追加したHDマトリクスLEDハイビームを標準装備し、ベゼルのダークカラーがシリーズトップモデルであることを主張する。
ハイビームの照射範囲を約2倍としたレーザーライトは70km/h以上で作動、夜間の視界を大幅に向上させる。
デジタルデイタイムランニングライトはRS Q8専用のチェッカーフラッグデザインを含む5パターンを設定。ユーザーはMMIのメニューから選択し、個性的な表情を作り出せる。
リアのデジタルOLEDリアライトは5種類のデジタルシグネチャーを表示、アシスタンスシステムと連動した近接表示機能により安全性を向上させる。
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