【珠玉の23台が六本木に集結】クラシック・フェラーリのためのオフィシャルイベント初開催!

公開 : 2025.02.27 12:05

2月24日、アークヒルズ・カラヤン広場で『A Ferrari Day Classiche(ア・フェラーリディ・クラシケ)』が初開催されました。フェラーリ・ジャパンによる、クラシック・フェラーリを所有するオーナーを対象としたオフィシャルイベントです。上野和秀がレポートします。

初となるクラシック・フェラーリ公式イベント開催

晴天に恵まれた3連休最終日となる2月24日、アークヒルズ・カラヤン広場に珠玉のクラシック・フェラーリが集結した。フェラーリ・ジャパンによる、クラシック・フェラーリを所有するオーナーを対象としたオフィシャルイベント『A Ferrari Day Classiche(ア・フェラーリディ・クラシケ)』が初開催された。

フェラーリがクラシックモデルの価値を保つプログラムとして2007年にスタートしたのが、『フェラーリ・クラシケ』である。マラネッロにあるフェラーリ本社が保有する図面や仕様書などの公式資料を基に、レストレーションからメンテンナンス、クラシックパーツの製作に加えオリジナルであることを証明する認定書の発行を行う。

アークヒルズ・カラヤン広場にクラシック・フェラーリが集結。
アークヒルズ・カラヤン広場にクラシック・フェラーリが集結。    上野和秀

フェラーリ・クラシケ・プログラムは、製造から20年が経過した車両が対象となり、現在2004年までに製作されたフェラーリ製ロードカーに加え、すべてのスペチアーレモデルとコンペティションモデルが対象となる。

今回の『ア・フェラーリディ・クラシケ』は、2004年までのフェラーリ製ロードカー(F430シリーズ、612 スカリエッティを含む)が参加でき、会場のスペースの関係から厳選された23台が展示された。

また展示の選考に漏れたクラシック・フェラーリのオーナーも招かれ、クラシック・フェラーリの楽しさと、オーナー同士の親睦を深める公式のギャザリングイベントとして行われた。

フェラーリの歴史を物語る24台が集結

アークヒルズ・カラヤン広場には1951年フェラーリ212インテルから2004年フェラーリ612スカリエッティまでの23台が並んだ。12気筒モデルは、365GT 2+2、365GTB/4、3台の365GT4/BB、512BBi、456GT、512TR、612スカリエッティが集まった。

スペチアーレモデルは288GTO、F40F50、エンツォ、チャレンジストラダーレ、スクーデリア・スパイダー16Mが参加し存在感を放っていた。

288GTOからエンツォ・フェラーリまでのスペチアーレも勢揃い。
288GTOからエンツォ・フェラーリまでのスペチアーレも勢揃い。    上野和秀

6/8気筒モデルでは2台のディーノ246gtを筆頭に、ディーノ208GT4、308GTBクアトロヴァルヴォーレ、328GTB、348tb、F355スパイダーが集まった。

フェラーリ・クラシケ認定車両も多く、中には鑑定書をディスプレイする熱心なオーナーの車両も見られた。イベントはフェラーリ・ジャパンのドナートA.ロマニエッロ社長の挨拶からスタートした。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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